プログラムレポート
木の声でプログラミング! 講座の様子(2024年9月21日開催)
公開日:2024年09月23日
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しごと・ものづくり講座
9月21日は、NPO法人樹木いきいきプロジェクトの喜多先生、和田先生、高橋先生にご協力いただき、プログラミング講座を開催しました。
親子で一緒にプログラミングを楽しむことができます。
はじめに、樹木医の喜多先生から樹木のことについてお話していただきました。
木に聴診器を当ててどんな音が聞こえてくるのかを確認してみます。
「何か聞こえてきた方はいますか?」喜多先生の問いかけに「ゴーゴーという音がかすかに聞こえてきたよ」とみんな教えてくれました。
喜多先生からは「『樹液の流れる音が聞こえる』という話がありますが事実ではありません。樹木が水を吸い上げるのは夏の晴れた時であってもごくわずかであり聴診器では水の流れる音は聞こえないのです。みんなが聞いた『ゴーゴー』という音はエアコンの音かもしれませんね。」と教えていただきました。
樹木医さんは普段どんなお仕事をしているのでしょうか。
樹木医とは、街路樹や公園などに植えられた樹木を守るために保護や管理をし、病気になった樹木を治療する専門家です。
世界中の様々な木についても紹介してくれましたよ。
大きな松の木やカラフルなレインボーツリー、バオバブの木など、色々な木があるんですね。
いよいよMESHを使ったプログラミングにチャレンジします。
プログラミングについてはプログラマーの和田先生が教えてくれます。
MESHは、人感センサーや温度センサーなど機能ごとにブロックが7つあり、自由自在に多彩なプログラㇺを作ることができるプログラミングツールです。
それぞれのブロックをタブレットの中で紐でつなぐとプログラムができます。
基本のブロックを使って確認をします。
ボタンスイッチを押すとLEDが光ったり、動きセンサーブロックを振ると音が出ましたよ。
動作を組み合わせて、色々な動きを試してみました。
次に、植物センサを使います。
植物の葉にセンサをつけて、葉に触れたり、揺らしてMESHがプログラム通りに反応するかを確認します。
センサが動きを感知して反応します。
楽しいですね。
続いて、ロボットアームとMESHを連動させます。
ロボットアームを使って植物に肥料をあげることに挑戦してみましょう!
親子で意見を出し合いながらプログラムを作成します。
植物の葉に触るとアームが肥料をつかみ、鉢植えまで運び、つかんでいた肥料を離します。
見事、肥料をあげることができました。
楽しみながらプログラミングを成功させることが出来ました。
NPO法人樹木いきいきプロジェクトは、樹木、そして樹木を含む森林・緑地などの大切な自然環境の再生や保全活動を積極的に行っています。
プログラミング講座を通じて親子で一緒に、自然環境の問題にも触れることが出来ましたね。
喜多先生、和田先生、高橋先生、貴重な機会をありがとうございました。