プログラムレポート
おしごと体験フェスタ 動物看護師と動物園のお仕事 活動の様子(2024年6月15日開催)
公開日:2024年06月17日
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しごと・ものづくり講座
6月1日、8日、15日、22日の4日間は、公益社団法人静岡県職業教育振興会にご協力いただき、静岡県内16校の専門学校による「おしごと体験フェスタ」を開催しました。
その道のプロを目指す学生と一緒に、仕事の魅力や技を学びながら楽しく体験することが出来ます。
6月15日は、専門学校ルネサンス・ペット・アカデミー静岡校の皆さんにご協力いただき「動物看護師と動物園のお仕事」を行いました。
学生さんたちは将来、動物園や牧場、飼育員、ペットサロンで働くために、日々動物の様々なことを学んでいます。
皆さん、子供の頃から動物が好きで、触れ合ってきたそうです。
はじめに先生から、「動物に関するお仕事って何があると思いますか?」と皆さんに質問がありました。
学生さんたちと一緒に考えます。
動物看護師、ペットサロン、ドックトレーナー、動物園の飼育員、動物病院などがあります。
災害が起きた時には助けたり、迷子になったペットを保護するのも、重要なお仕事です。
前半は、動物看護師の学生さんたちと動物の細胞を観察しました。
実際に、動物病院で使用している顕微鏡で、40倍~1000倍に大きくして観察してみます。
透明のプレートを顕微鏡において、ダイヤルを自分で調整します。
「なんかいるよ?!」「パタパタ動いているよ!」
エビやカニの仲間のアルテミアという水生生物を観察しました。
発見できると嬉しいですね。
犬の血液を薄めた物ものは、小さなツブツブが集まっていて、中に色が濃いものと薄いものがあります。
これを赤血球と白血球といいます。
動物によっても見え方が違います。
これは鳥の血液を薄めたものだそうです。
こうして、顕微鏡を使って動物の小さな変化や病気を見つけることも、動物看護師のお仕事の一つです。
後半は、動物園のお仕事を知り、自然環境について学びました。
動物飼育員は、動物の生態や知識を覚え、それぞれの動物に合った環境を考え、作ることがお仕事です。
「ホッキョクグマ、ツキノワグマ、ヒグマは同じクマの種類でも何が違うでしょうか?」
「毛の色!」「体の大きさ!」「住んでいるところ」みなさん答えがいくつもあがりました。
このように、動物のことをよく知ることで、それぞれの動物に合った環境を与えてあげることができます。
「今から皆さんに、ホッキョクグマの飼育員になってもらいます。外国の寒くて広い場所から静岡にお引越ししてきたホッキョクグマのお家を考えてください。」
何が必要かみなさん真剣に考え、イラストにしました。
「寒いところから来たから氷がいいかな?」「退屈しちゃうから遊ぶものも必要なんじゃないかな?」
皆さんが考えたホッキョクグマのお家です!
動物、生き物を飼育するということは、命を預かって、よりよい環境を考え、与え、幸せに暮らしてもらうことなんですね。
最後に、学校で飼育している動物たちの写真をしおりにしたものをプレゼントでもらいました。
専門学校ルネサンス・ペット・アカデミーの皆さん、ありがとうございました。
6月22日は、「おしごと体験フェスタ」の最終週となります。
おたのしみに。