プログラムレポート
富士市立原田小学校団体利用の様子(2024年2月1日)
公開日:2024年02月07日
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その他
2月1日は、富士市立原田小学校の団体利用がありました。
今回は、「職業・ものづくり体験」としてプラモデルメーカーのおしごとを学んだあとにプラモデル作りを行いました。
講座にご協力していただいたのは、静岡市のプラモデル製造メーカー(株)スタジオユーワの望月先生とアオさんこと青柳先生です。
まずは望月先生からプラモデルメーカーのおしごとについてお話をしていただきました。
静岡はプラモデル発祥の地です。
全国におよそ40~50社のメーカーがあり、そのうち15社が静岡を拠点としているそうです。
静岡市では「静岡市プラモデル化計画」が進行しており、静岡市内にはプラモデルを模した郵便ポストや公衆電話などのモニュメントがあります。
2023年の4月にできた甲冑のプラモニュメントについても紹介してくださいました。
駿府城公園にて公開されているそうなので是非見つけてみてくださいね。
プラモデル製品も紹介していただきました。
細かいディティールを再現したプラモデルも登場し、船が大好きな生徒さんは
宇宙戦艦ヤマトのプラモデルを見て「かっこいい!このプラモデルがほしい」と目を輝かせていました。
スタジオユーワさんはチラシや、パンフレット、パッケージなどの印刷物も制作しており、プラモデルに欠かせない組み立て説明書も社内で作成をしています。
プラモデルができるまでの過程では、商品企画から製造、出荷までの流れを教えていただきました。
プラモデルはパーツの元となる溶かしたプラスチックを流し込むための「金型」が必要になります。
流し込むときの仕組みをたいやきの型で例えてくれました。
今回作るプラモニャルの実際の金型と、完成したパーツも見せていただきました。
プラモデルについて学んだ後は、早速プラモデル作りを行います。
「プラモザル」「プラモニャル」「プラモザルロボ」の三種類のプラモデルをニッパーとやすり、専用の塗料、接着材を使って制作していきます。
プラモデルのパーツは、溶けたプラスチックの通路となる「ランナー」、パーツにプラスチックが流れる入口の「ゲート」で構成されていることを教えてくださいました。
最初にニッパーを使い、パーツとゲート部分を切り離していきます。
はみ出たゲートの部分はやすりで削り、切断面をなめらかにしていきます。
パーツが切り離せたら、完成図をイメージして「仮組」をしていきます。
完成したときにプラモデルがバランスよく立つかどうか、手や足の向きなど
「仮組」の時点で確認することがポイントです。
完成図がイメージできたら、接着剤でパーツを組み立てていきます。
今回使用した接着剤は「リモネンセメント」といって、
柑橘類から抽出される「リモネン」を使用しているため、刺激臭も少なく、安全性が高いのでお子様でも安心して使用ができます。
みなさん「オレンジのいい香り!」と制作をしながら良い匂いに癒されていました。
接着する部分を間違えないよう慎重に塗っていきます。
仮組通り接着できたら組み立て完了です。
最後に専用の塗料を使って、それぞれのイメージするカラーを色付けていきます。
「紫を作りたいんだけど、どうやったら作れるかな?」
色の作り方や、塗り方のコツなどもアオさんから教わりながらみなさん集中して色を塗っていました。
パーツのつける部分や細かい色にもこだわり、自分だけのプラモデルが完成しました!
今回は63名の生徒さんがプラモデル作りを行ってくれました!
たくさんのプラモデルが並んでいるのがとても素敵ですね。
富士市立原田小学校のみなさま、ご利用ありがとうございました。
またのご利用、お待ちしております!