プログラムレポート
大工さんに学ぶイス作り 講座の様子(2024年1月7日開催)
公開日:2024年01月09日
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しごと・ものづくり講座
1月7日は清水職業訓練協会、清水建築組合にご協力いただき、大工さんに学ぶイス作りの講座を行いました。
齋藤先生と瀧先生の2人が教えてくれました。
最初に、道具の扱い方や使い方について学びました。
指金(さしがね)は、長さを測ったり、線を引いたりするL字の定規です。直角になっているかを確認しながら線を引くときにとても便利です。
さっそく、木材に指金を使って印をつけました。
のこぎりの歯には、横びきと縦びきの刃が両側についていて、木の繊維に沿って切るときは、縦引きの刃を使い、繊維を切断する場合は横びきを使うと教わりました。
さきほど指金を使って印をつけた材料の木材をのこぎりで切りました。のこぎりを使うのがはじめての参加者も多かったようですが、全員上手に切ることができました。
インパクトドライバーは、電気の力でネジを閉めたり、穴をあけたりできる道具です。使い方を間違えると怪我にもつながりますので、丁寧に教えていただきました。
その後はイスづくりの流れを説明いただき、製作に取り掛かりました。
最初に側面の木と木を組み合わせて脚を作っていきます。接着面にはボンドを塗っておきます。
釘を打つ前にインパクトドライバーで穴をあけます。曲がらないように垂直に穴をあけるのが難しいところもありました。
玄能 (かなづち) を使うのもはじめての子もたくさんいましたので、使い方をしっかり教わりました。
困ったときは先生が丁寧に教えてくれました。
だんだんとイスの形になってきました。
骨組みができたら、座面と背もたれになる木をバランスを確認しながら打ち付けていきます。
イスの上や床でも作業をしました。このほうが力強く叩けましたね。
釘が曲がってしまって出てきてしまった際は、先生が素早く取り除いてくれいました。あっという間に修正してくれたので、とても驚いてていました。
組み立てが終わったら、やすりで表面を整えました。
はみだしているボンドもふきとってきれいにします。
1時間半が過ぎるころから続々と完成しました!
2時間の講座時間内には、全員が作り終わりました。
先生たちのおかげでとても立派なイスができあがりました。
自分で作ったイスなので、きっと愛着が沸くと思います。長く、大切に使ってくださいね。