プログラムレポート
清水銀行のおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2023年12月26日開催)
公開日:2023年12月26日
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こどもバザール
12月26日はとくべつなおしごととして、清水銀行さんのご協力による「清水銀行のおしごと」を開催しました。
最初に銀行が取り扱っているお金のことを勉強しました。お金のない時代はほしいものがあった時、どうしていたのでしょうか?
「ほしいものを交換してた!」「貝殻とか宝石とかを使ってた!」など様々な意見がでてきました。
お金がないころ、よく行われていたのは物々交換です。例えばリンゴをほしい場合、自分の持っているお肉と交換してくれる人をみつけて交換します。
ただリンゴもお肉もすぐに腐ってしまうし、リンゴと交換したいものがお肉以外のこともあるので、自分のほしいものを持っている人を探すのはとても大変です。
お金がない時代はとても不便だったことがわかりましたね。
お札や硬貨は、リンゴやお肉とちがってお金なら軽いし持ち運びも簡単です。
お金には①ものを交換する、②貯めておく、③物の価値を決める、という3つの役割があることがよくわかりましたね。
次に銀行の3つの役割について学びました。
1つ目の役割は「預金」、銀行にお金を預けることです。
これからお正月にもらうお年玉を自分の口座に預けるという人もいるかもしれませんね。
こどもバザールでも稼いだまある通貨を銀行に「預金」することができるので、この「預金」の仕組みを知っている人は多かったですね。
2つ目に「融資」についても学びました。家や車など、高いものがほしいとき、銀行の預かっているお金から貸し出しをする仕組みが「融資」です。
「融資」の仕組みがあることで、ほしいものを早く手に入れることができます。お金を返す時は利息を払ってもらい、それが銀行の利益になるということも教わりました。
さいごの役割は「為替」です。
大きな買い物をするとき、自分でお札をたくさん用意するのは大変です。用意できたとしても家においておくと盗まれないか心配になりますね。
そこで銀行が、預金口座から買い物をして代金を払うお店の預金口座にお金を移動して支払ってくれる手続きが「為替」です。
銀行があることで、わたしたちはとても便利な生活ができていることがわかりました。
後半は正確にお札を数える体験しました。
全員に練習用のお札を30枚配ってもらいました。
お札を整えて中指と薬指に挟んで折り曲げます。折り曲げるように持ったら、反対の指でお札をはじきながら数えます。
この練習用のお札は銀行に入ったばかりの方の研修でも使われているお札だそうです。
こどもたちの手だとお札が動いてしまい、数えるのはなかなか大変でしたが、とても真剣に取り組んでいました。
最後は自分のやりやすい数え方で枚数のわからない札束を30秒で数えました。
数えた結果を聞くと、「27枚!」「28枚!」「30枚!」と、様々な回答がでてきました。正解の人もたくさんいましたが、慌てて数えて間違えてしまった人もいました。
正確に早く数えるのはとても大変でしたね。
お正月にお年玉をもらったら、今回教えてもらった「札勘」を本物のお金でもぜひやってみてくださいね。
このおしごと体験を通して銀行のしごとについて詳しく知ることができました。
清水銀行のみなさん、ご協力ありがとうございました!