プログラムレポート
ライトトラップに挑戦! 館外講座の様子(2023年8月5日開催)
公開日:2023年08月08日
-
しごと・ものづくり講座
8月5日は、野田昆虫研究所の野田祐輔先生にご協力いただき「ライトトラップ」を開催しました。
開催場所は、しずおか里山体験学習施設『遊木の森』です。
通常は17時で閉鎖されますが、今回は特別に夜間の利用を許可していただきました。
「ライトトラップ」とは、光に寄ってくる虫を採る方法のひとつです。
講座開始時間の1時間前より準備を進めます。
網やライトを広大な山の方向に考慮して設置します。
その後、発電機を使用してライトをつけます。
どんな昆虫が集まって来てくれるのか非常に楽しみです。
参加者の皆さんも準備万全です。
網に虫かご、長袖、長ズボンを着用して参加してくれました。
講座開始直後はあまり虫たちは集まっていない様子です。
時間が経つにつれ、徐々に他の昆虫も集まってきます。
ガやカメムシ、トンボ、セミ、カゲロウ、ハンミョウなど、様々な昆虫が光に集まってきました。
「先生、これは何ていう虫?」「これはコメツキムシだよね」と、子どもたちが野田先生に質問します。
「これはオオフタモンウバタマコメツキだね」「アオバハゴロモだね」「このクワガタはかっこいいね」とみんなの質問に丁寧に答えてくれます。
2カ所にライトトラップを仕掛け、各仕掛けに集まる昆虫を比べたりして楽しんでいました。
20時に一度集合して、山の散策をしました。
里山で泣いている昆虫の正体を探りに行きました。
様々な鳴き声が聞こえてきます。
木の上や草の上、地面のあたりなど、いたるところに生息する昆虫を確認しました。
身近な里山に、様々な種類の昆虫が生息しているのだと知ることができました。
セミやカミキリモドキ、カマキリなど。
夜行性の昆虫をたくさん見つけることができましたし、昼間の昆虫にも会うことが出来ました。
気に入った昆虫は持参した虫かごに入れて持ち帰ることが出来ました。
夜の昆虫観察は日中には出会うことが難しい昆虫に出会うことができます。
親子で楽しく昆虫観察が出来ましたでしょうか。
次回開催もおたのしみに。