プログラムレポート
調剤薬局で薬剤師体験! 館外講座の様子(2023年7月27日開催)
公開日:2023年07月28日
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しごと・ものづくり講座
7月27日は、薬局みかんの花の八木里香先生にご協力いただき、薬剤師体験講座を開催しました。
今回は、実務実習生、静岡県立大学薬学部5年生の色川雄大さんも参加をしてくれました。
全員白衣を着て、薬剤師さんになります。
薬剤師さんが白衣を着る理由を色川さんがお話ししてくれました。
「清潔に、衛生的に保ち、医療従事者であることがすぐに分かるようにするため」とのことです。
みなさん、とてもお似合いです。
早速、薬剤師さんのお仕事にチャレンジします。
まずは調剤体験です。
病院で処方された処方箋を確認しながらお薬を正確に準備します。
「薬局みかんの花」では1200種類ものお薬を扱っています。
ものすごい数ですね。
同じ名前の薬でも内容量が異なるものもあったりと注意が必要です。
薬は全て「あいうえお順」に並んでいますが、これだけ大量にあると、どこにどの薬があるのか探し出すのが非常に大変です。
続いて、分包機の使い方について教えてもらいました。
分包機は、錠剤や粉薬を一つ一つ袋に分けて袋詰めしてくれる機械です。
一日1gの粉薬を朝昼夕・7日間分を作ってみます。
正確に薬を量るのは基本ですが、薬剤師さんの仕事はスピードも大切です。
患者さんをずっと待たせるわけにはいかないので、段取り良く薬を用意することが求められます。
その他、今回の処方箋の薬以外に服用している薬がないか、また、その薬との飲み合わせについて患者さんに確認します。
薬剤師さんは正確性に加え、コミュニケーション能力も必要になりますね。
最後に個包装された薬の中に異物や異なる薬が入っていないかを確認します。
患者さんに安心してお薬を使っていただく為に確認作業は徹底して行います。
そして、患者さんに薬を正しく使ってもらうための投薬指導も薬剤師さんの重要な仕事です。
吸入指導の方法について、色川さんがお手本を見せてくれました。
みんなもデモ機を使って体験してみます。
薬剤師さんの指示通りに正しく薬を服用することが出来そうですね。
八木先生は、患者さんとお客さんが常にHappy & Healthy をモットーに仕事をしています。
すでに、医療の効率化は進められていますが、今後もさらに地域と薬局が連携して、健康についても気軽に相談ができるようになっていきます。
調剤や監査、服薬指導など、薬剤師さんの仕事に触れることができました。
とても貴重な体験をありがとうございました。
次回開催もおたのしみに。