プログラムレポート
ミニ畳を作ろう! 講座の様子(2023年7月22日開催)
公開日:2023年07月24日
-
しごと・ものづくり講座
清水職業訓練協会、清水畳組合の皆様にご協力いただきミニ畳づくりの講座を開催しました。
若杉先生、佐野先生、松坂先生、小阪先生の4名にお越しいただきました。
最初に、ミニ畳に使う縁を選びます。
種類が豊富で迷ってしまいますね。
皆さんの手元には、様々な見たことのない道具があります。
先生が一つ一つ道具の使い方を教えてくれました。
皆さん先生のお手本を真剣な表情で見ていました。
早速自分の席に戻って作業スタートです。
皆さんのところに配られている土台には、真ん中の線が引いてないので、まずは真ん中の線を引くところから始まります。
ここでまっすぐ真ん中に線を引けると、畳表をまっすぐ土台に巻き付けることが出来るので、きっちり測って線を引きましょう。
土台に線が引けたら、先生のお手本を思い出しながら、畳表を土台に固定していきます。
ピンで固定。
その後、タッカーで固定します。
バチン!バチン!とタッカーの針が出て来る音がアトリエのいたるところでなっています。
難しいところは先生が手伝ってくれました。
先生が見せてくれた通りに、反対側もしっかりと固定します。
タッカーの針で固定するたびに、飛び出している部分は金槌で叩いて、針を押し込みます。
丁寧な仕事を心掛けることで、仕上がりもきれいになりますね。
畳表を土台に取り付けたら、次に縁の布をつけます。
初めに、裏返して畳の表面にタッカーで固定した縁を、くるりと折り返して畳の裏側に固定します。
この時も、しっかりとピンを使ったり、引っ張ったりして、縁布がピンと張るようにタッカーで止めます。
出っ張っているタッカーの針は、金槌を使って平らになるように押し込みます。
専用の道具を使って、縁の裏側に台紙をつけて、折り筋をつけて畳の縁に沿うように折ります。
縁の端っこを止める作業のことを「角綴じ」と言います。
縁の布が重なり合って、厚くなってしまうところはきれいに切り落として、縁を折り返してタッカーで固定しました。
この時もしっかり縁の布を引っ張って、角がピンとなるようにタッカーで止めます。
最後に裏面に台紙を貼って完成です。
常にピンとなることを意識して作業して、先生のご指導もあって、とても素晴らしいミニ畳が完成しました!
若杉先生が、畳は夏涼しくて、冬は暖かい、クッション性がある、日本の風土や生活にぴったりの建材であることを教えてくれました。
イグサのいい匂いもするので、是非お家でも使ってくださいね。
またの開催をお楽しみに!