プログラムレポート
10年をふりかえるシリーズ『ゆうびん局』:バザール日記(2023年4月22日)
公開日:2023年04月23日
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こどもバザール
2015年12月~2018年3月(12期から22期)にあった「ゆうびん局」というお店を紹介します。
「『ま・あ・る』でしか会えない子にメッセージを伝えたい」という思いから「ゆうびん局」ができました。
「『ま・あ・る』でしか会えない子」というのは、「学校も学年も習いごとも違うけれど、『ま・あ・る』のこどもバザールの活動を通して知り合って、友だちになった子」を示しています。
この『ま・あ・る』でしか会えない子を指し示す言葉として「まる友(ま・あ・るの友だち)」という言葉が出てきたのも、「ゆうびん局」がきっかけとなっています。
まずは、本物の郵便局についてリサーチ!近くの郵便局を見学させていただきました。また、実際に自分宛にハガキを書いて、ポストに入れる体験もしました。
本物の切手を貼ってポストに入れて郵送することは難しいため、「こどもバザール」の中で完結する形を考えて運営しました。
一方で、「本物の郵便局の仕事についても知ってもらいたい!」という思いもあり、「ゆうびん局」に仕事に来てくれた社員さんに、本物の郵便局の仕事を説明する仕事をつくることにしました。
こちらが、その資料です。
「こどもバザール」内に設置するポストを作ります。
帽子やバッグは、スタッフに制作を依頼しました。
「ゆうびん局」閉店後の2018年の「たなばた★ま・あ・る」で販売をしました。
「ゆうびん局のだ!」とこどもたちがまある通貨で購入してくれました。
実生活で活用してもらえているのかな?とても嬉しいです。
こども店長の12期の活動が始まった12月から1月にかけて、開店に向けた準備をしました。
準備の目途がたって、開店日を決めて、「ゆうびん局」オープンの告知を事前に行いました。
ゆうびん局オープン!
『ま・あ・る』の「ゆうびん局」での“はがき”の書き方はこんなかんじです。
スタンプを使ってオリジナルはがきを作れるサービスもありました。
願いが叶うお守り。この頃は値段が3種類ありますね。こども店長値段が一番高い!
季節のイベントを意識した商品も販売!デザインのおしごとで社員さんがデザインしたものを、はがきに印刷をして販売していました。
途中から、市民証のラミネートサービスも開始。ゆうびん局の前は、デコめいしやがやっていました。今は、本屋で行っているサービスです。お店が変わっても、サービスとして引き継がれているところも面白いです。
郵便局について学ぶ、オリジナルクイズもやっていました。レベルに応じて合格すると認定証がもらえます。
社員さんはこども店長と一緒に、ポストに集荷にいったり…
名前を見ながら仕分けをしたり…。
ゆうびん局のオリジナル消印を押したりする仕事をしていました。
この消印もこども店長がつくったんですよ~。
ゆうびん局員まあるんがかわいい!
ゆうびん局の利用が進む中で、ゆうびん局から各お店のこども店長へはがきを書いて出したり、社員さんとこども店長の間ではがきのやり取りがあったりという交流が生まれました。
▼市役所の店長のみなさんへ
▼ハローワークの店長のみなさんへ
▼銀行の店長のみなさん
▼プラバンや店長のみなさんへ
▼ビューティーショップの店長のみなさんへ
▼デコめいしやの店長のみなさんへ
▼ゲームやの店長のみなさんへ
▼ざっかや店長のみなさんへ
それぞれのお店の良いところや励まされるところなどを伝えていて、とても心があたたまりました。
どのお店も、ゆうびん局からもらったこの“はがき”を自分たちのお店に飾っていました。
以上、ゆうびん局の紹介でした。