プログラムレポート
道具箱作りに挑戦! 講座の様子(2023年3月18日開催)
公開日:2023年03月18日
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しごと・ものづくり講座
3月18日は、静岡市葵区北安東にある野沢工務店のご協力で、道具箱作りを開催しました。
▼2022年7月に開催した様子はこちら
我妻(あがつま)先生と加地(かち)先生の2名の大工さんにお越しいただきました。
「工務店ってどんなところか知ってますか?」と我妻先生。
「大工さんのおしごと!」
「家を建てるところ!」など意見が飛び交います。
どれも正解です。
工務店とは、家を建てるにあたり、設計から大工工事、材料の手配まですべてを行っています。
電気工事や、水回り、クロス貼り、屋根の瓦・・・すべてです!
今回は、その中でも大工さんのお仕事にフォーカスして、大工道具の使い方を教えてもらいながら『大工さんの道具箱』を作っていきます。
2022年7月開催時は親子講座でしたが、こどもだけで挑戦します。
小4~中2まで参加してくれました。
大工さんが耳に鉛筆をかけているのを見たことある方も多いのでは?
参加者のみなさんもちょっと真似して大工さんの気持ちになってみました。
まず初めに登場した大工道具は「げんのう」です。
片方が平ら、もう片方は丸みを帯びています。野沢工務店のロゴが入っていて素敵ですね。
げんのうをつかって、釘を打つ練習から。
釘の上部が丸みを帯びているので、げんのうの平らな面を使って打っていきます。
先生がコツを教えてくれました。
まっすぐ打つのがなかなか大変ですね。何回も何回も打つ練習を繰り返しました。
「『釘打ち3年』って師匠によく言われたくらい、一人前に釘を打てるようになるには時間がかかるんだよ」と先生。
慣れてきたところで次は電動ドリルの登場です。
電動ドリルも練習してから本番に臨みます。
続いての大工道具は「差し金」です。
長さを測ったり、直角を測ったりします。
差し金をつかって、釘を打つ場所に印をつけていきます。
ここで再び、電気ドリルの登場。
釘を打つ場所にあらかじめ穴をあけます。
「あらかじめ穴を開けるのはどうしてだと思う?」と先生。
1つは「釘をまっすぐに打つため」、もう1つは「木が割れないようにするため」だそうです。
穴を開けた場所に釘を打っていきます。
思わず釘が曲がってしまって、板を貫いてしまっても大丈夫!
バールをつかって釘を抜く方法も教わりました。
「失敗したらこうすればいいんだ!」ということが分かると安心して作業ができますね。
失敗を恐れずに「自分でやる!」ことに意味がありますね。
どんどん作業は進みます。
底面の板も、同じように差し金をつかって印をつけ、ドリルで穴を開けて釘打ちです。
板がずれないようにマスキングテープを貼って工夫している子も!ナイスアイデアです◎
続いて、上部になる部分の板の、余る部分をノコギリをつかって切ります。
完成まであと少し!!
最後は、やすりをかけて手触りをよくします。
大工さんのお道具箱の完成!!
2時間という長い時間、集中してよく頑張りました。
「釘を打つ」、「差し金をつかって線を引く」、「電動ドリルで穴を開ける」、「のこぎりで切る」・・・大工さんのお仕事をたくさん学べる時間になりました。
またの開催をお楽しみに!