プログラムレポート
出汁から学ぶ味噌汁作り! 講座の様子(2023年1月15日開催)
公開日:2023年01月16日
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しごと・ものづくり講座
1月15日は、清水駅前銀座商店街にあります、『次郎長屋』の西ヶ谷建志先生と倫代先生のご協力で、お味噌汁づくりの講座を開催しました。
約3年ぶりの開催となった今回のお味噌汁づくりの講座ですが、新型コロナウイルスの感染症対策のためお味噌汁は試飲のみとなります。
はじめに、西ヶ谷先生から昆布や鰹節についての基礎を教えてもらいます。
とても大きな昆布です。
さて、先生から質問です。
「駿河湾で昆布は採れるでしょうか?」
「採れそうだよ」
「冷たい海水でないと育たたないんじゃないかな」
正解を知っている方がいましたね。
そうです!
「昆布は、海水の温度が低くないと育たない為、駿河湾では採れないが正解です。」
北海道のように雪が降る冷たいところで採れるとのことです。
続いて、鰹節について教えてもらいました。
削る前はこんな形をしているんですね。
「め節」(雌ぶし)と「お節」(雄ぶし)について学びます。
「め節」とは鰹の腹側の部分を加工した鰹節のことをいい、女性らしい形をしていることから雌節と呼ばれるそうです。
「お節」は「め節」の反対側の背側で作られた鰹節のことをいいます。
決して鰹のメスだからめ節と言われているのではなく、それぞれの鰹節の形から「め節」「お節」と呼ばれています。
鰹節を削るための専用の機械を使って削ります。
削りたての鰹節の香りはすごくいいですね。
後半は、お味噌汁の作り方を教えてもらいます。
昆布は、朝のうちに先生が水に2時間以上浸して準備をしてくれました。
それをお鍋に入れて火にかけます。
沸騰直前に昆布を取り出します。
沸騰した状態で煮てしまうと、苦みが出てしまうので注意です。
そこへ少しだけお水を入れて、温度を下げます。
次に、鰹節を投入し、火にかけます。
沸騰して1分で火を止めます。
時計を見ながらみんなでカウントダウン。
火を止めて、鰹節をこします。
最後までしっかりとこしましょう!
金色に輝くお出汁の完成です。
部屋中いい香りがします。
この段階で一度試飲しました。
「とっても美味しい!」
「もっと飲みたい!」
お味噌汁の基本の出汁をマスターしたところで、お味噌を溶いていきます。
さあ、お味噌汁の完成です。
食欲がそそられますね。良い香りです。
出汁を丁寧にとったお味噌汁の味はどうでしょうか。
みんなで一緒に「いただきます!」をしてからいただきます。
とても幸せですね。
温かいお味噌汁に癒されます。
美味しさが十分に伝わってきますね。
とても美味しいお味噌汁に、お代わり希望者が続出。
多い方で3杯~4杯ほど飲んでいました。
今回は4人分のお味噌汁のキットをお土産に用意していただきました。
美味しいお味噌汁を是非お家で作ってみてくださいね。
次回の開催もお楽しみに!