プログラムレポート
大工さんに学ぶイス作り 講座の様子(2023年1月14日開催)
公開日:2023年01月15日
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しごと・ものづくり講座
1月14日は、清水職業訓練協会、清水建築組合の齋藤先生と岩崎先生にご協力いただき、イスづくりの講座を開催しました。
「子どもたちに作る喜びを今回の講座で是非味わってもらいたい」と齋藤先生。
親子でご参加いただいていますが、お子さんがメインで作ります。
はじめに、今回の講座で使用する道具の扱い方や使い方について学びます。
インパクトや玄能、指金、ノコギリの使い方を丁寧に教えていただきました。
玄能は2つの打撃面を持っていますが、片方はやや丸みを帯び、もう片方は平面になっています。
釘を打ち込むときは平らの方で打ち、最後は玄能を返して丸みのある方で打ち込みます。
木の表面を傷めないようにするためだそうです。
指金は、長手を材料に引っ掛けて使い、直角線を引く際は左手で指金の『長手』を持ち、右手で『妻手』側で線を引きます。
墨付けの方法も習います。
気分は大工さんですね。
みんなプロの顔になっています。
最後はノコギリです。
縦引きの刃は「のみ」のように繊維を削り取っていくので、木目と同じ方向に切るときに使います。
横引きの刃は「小刀」のように繊維を切断していくので、木目と垂直の方向や斜めの方向に切るときに使うとのことです。
早速習った通りに木を正確なサイズに切っていきます。
先生に教わった通りに切ることができました。
力の加減や刃の向きなど、ちょっとしたアドバイスで作業効率がグンと上がります。
部材の設置面をボンドで固定しながら組み立てていきます。
くぎを打つところに印をつけ、インパクトを使って穴をあけます。
先に穴をあけておくことで、木が割れてしまうことを防ぐそうです。
穴を開けたら、くぎを打っていきます。
先ほど習った玄能の使い方のおかげでまっすぐにくぎを打つことが出来ました。
完ぺきです。
脚の組み立てが終わったら、座面と背板をつけます。
くぎ打ち箇所への穴あけやくぎ打ちもスムーズです。
真剣な表情も良いですね。
仕上げにやすりをかけます。
とても見事なイスが完成しました。
2時間集中して作りあげました。
お家でも是非使ってくださいね。
齋藤先生、岩崎先生、貴重な機会をありがとうございました。
来年度の開催もおたのしみに!