プログラムレポート
スプリンギンに挑戦! 講座の様子(2023年1月5日開催)
公開日:2023年01月06日
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しごと・ものづくり講座
1月5日は、新年初めての「しごと・ものづくり講座」を開催しました!
Springin’(スプリンギン)を使ったゲーム作りの講座です。
Springin’は文字を使わず直感的な操作で、オリジナルゲームや絵本などが作れる創造的プログラミングアプリです。
今回は、タブレットを傾けて、ボールを転がすゲームを作りました。
Springin’はパーツを作って、シーンに配置して、パーツひとつひとつにその「振る舞い方」を指示していくことでゲームを作ったり、動くマンガを作ったりすることが出来ます。
まずはパーツ作りからスタートです。
今回は簡単にボール転がしゲームを作るために、4つのパーツを作ります。
①主人公のボール
②ボールが転がるステージを作る「L」の形をした壁
③主人公のボールが獲得するアイテム
④アイテムの状態を見張る旗
この4つです。
皆さん好きな色で好きな形のパーツを作りました。
とても真剣にパーツを作っています。
パーツが出来たらシーンに配置します。
指を2本使うと、パーツを大きくしたり、小さくしたり、回転させたりできるので、作るゲームに合わせて大きさや角度を調節します。
配置をしたら、ゲームの目的に合わせてそれぞれのパーツに「振る舞い方」を指示します。
今回のボール転がしゲームの内容はこんな感じです。
①タブレットを傾けると、ボールだけが転がる
②ボールを転がしてアイテムにあたるとアイテムが消える
③シーンの中のアイテムが全部消えたら、ゲームクリアのシーンに切り替わる
④ゲームクリアのシーンのボールをタッチしたらゲームのシーンに戻る
こんなゲームを作るために、それぞれのパーツをタッチしてその「振る舞い方」を指示します。
また、ゲームのシーンにはタブレットの傾きを感知するように指示をします。
こういった指示に、長いプログラミング言語やスクラッチのようなビジュアルプログラミングを使わないところが、Springin’の一番の特徴です。
指示をしたいパーツをタッチして、それぞれの「振る舞い方」が描いてあるアイコンを触って緑色にしていきます。
画面から動かしたくないパーツには画鋲のマークをつけたり、回転させたいボールには風車のようなマークをつけたりします。
パーツ同士の関係性を指示するときも同じです。
アイテムに消えるマークをつけた後に、「ぶつかったこと」を消えるきっかけにするためにボールからアイテムに向かって線をつなぎます。
「パーツをタッチして、アイコンで指示を出す」
たったこれだけであっという間にボール転がしゲームが出来上がりました。
出来上がったら、試しにプレイしてみましょう。
思っている通りに動いて、クリアできるかどうかを確認することもゲーム作りの大事なところです。
簡単なステージが出来たら、そのシーンをコピーして改造して、新しいステージを作ってみましょう。
シーンの中にあるパーツをコピーすれば、「振る舞い方」もコピーされるので、ひとつひとつに指示を出すことなく改造がはかどります。
ステージが出来たらクリアできるか試しにプレイします。
「せっかく改造ステージを作ったのに、初めのステージにしか行けないよ。」
「アイテムが消えないよ。」
思った通りに遊べない時は、パーツに指示した「振る舞い方」をひとつひとつ見てみましょう。
きっとどこかに原因があるはずです。
原因を見つけて直せば、思った通りに遊べるゲームが出来上がります。
「こんな風にしたい!」と思ったら、どうやったらそれが出来るか考えてみましょう。
それがプログラムの第一歩につながります。
またの開催をお楽しみに!