プログラムレポート
カラー心理学でチャーム作り 講座の様子(2022年12月27日開催)
公開日:2023年01月06日
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しごと・ものづくり講座
12月27日はカラー心理士のKaori先生のご協力で、色を使ったチャーム作りの講座を開催しました。
色が心にどういう影響を与えているのか、自分の心が選ぶ色にはどんな意味があるのか学んで、チャームを作ります。
まずは先生からカラー心理学のお話がありました。
自分の勉強をするスペースのことを思い出してみましょう。
周りの色は何色ですか?白かな?ピンクかな?ベージュかな?
集中力を上げるには落ち着く色、青色を取り入れてみると良いと先生が教えてくれました。
勉強道具で目に入るところに青系の色を取り入れるのも、少し効果があると先生が教えてくれました。
でも、あまり青系の色を多くしてしまうと、体が感じる温度が下がってしまったり、気分が落ち込んでしまったりすることもあるそうです。
暖色系の色と寒色系の色の部屋を比較した時に、人間が感じる体感温度は最大で3度も違うという研究結果も出ています。
その時その時に合わせた、バランスのいい色の使い方があるんですね。
参加者の皆さんも先生のお話を聞きながら、色々とメモを取っていました。
ピンク色にはリラックス効果があったり、性格を明るくしたり、攻撃性を抑えたりする効果があるそうです。
実際に、アメリカやヨーロッパの刑務所では壁などにピンク色が導入されているところもあるそうです。
色が心に与える影響はたくさんあるんですね。
皆さんは、「止まれ」の交通標識が何色で、どんな形をしているか知っていますか?
「止まれ」の交通標識は赤色で、下がとがっている「逆三角形」の形をしています。
これは、赤色が一番目につきやすい色であることと、逆三角形の不安定さを連想させる効果を使って、注目させることを目的としてデザインされているそうです。
色だけでなく、形にも理由があるんですね。
病院や、テレビドラマで手術室や手術着を見たことはありますか?
手術室や手術着は青緑色をしています。
ここでテキストにある赤いハートと白と青緑色、2種類の四角を使って実験をしてみました。
初めに赤いハートをじっと見続けてから、白い四角の中を見ます。
ぼんやりと緑色のハートが見えました。
次に、赤いハートをじっと見続けてから青緑色の四角の中を見てみます。
見え方はどんな風に違っていたでしょうか。
見え方の違いに、皆さん驚いていました。
これは長い時間、集中して血の赤い色を見る手術中に色が邪魔をしてしまわないように赤色の反対色である青緑色が邪魔をしないようにしてあるそうです。
街の中にも家の中にも色はあふれています。
身近なモノが、なぜその色をしているのか考えてみるのも面白いですね。
後半はチャーム作りです。
その前に、皆さんの好きな色について先生が教えてくれました。
色は自分でも気が付いていない心の奥深くの気持ちを表していたり、反対に色が与えてくれる作用を自分に活かしたりすることも出来ます。
先生が教えてくれた色の特徴を参考に、チャームの中に入れる飾りを決めていきましょう。
今回は「愛情、心」を表すハートの形と、「調和」を表す丸い形の2つのチャームを作ります。
人間の脳は、誰かに物をプレゼントするときや、何かをしてあげるときに、幸せを感じるということも先生は教えてくれました。
出来上がったチャームの一つは是非誰かにプレゼントしてみてくださいね。
誰にあげるのか、どんなチャームを作ったらいいか、考えながら作ってみましょう。
チャームの中に入れるパーツを先生がたくさん用意してくれました!
たくさんあると迷ってしまいますね。
迷ったとき時は、先生から聞いた色の効果の話をもとに決めてみるのも良いかもしれません。
チャームの半分くらいに飾りを入れたら蓋をします。
好きなモチーフ、好きな色のボールチェーンをつけたら完成!
ボールチェーンの色も色々ありました。悩んでしまいますね。
素敵なチャームが出来上がりました!
同じ形を使って作ったのに、中に入っている飾りの色、ボールチェーンの色でそれぞれ印象が全く違って見えますね。
神秘的な紫や、安らぐ緑。知的なブルーや優しいピンク。それぞれの色に、それぞれの力があります。
皆さんも色の力を生活に取り入れてみてくださいね!