プログラムレポート
クリスマスポップアップカード 講座の様子(2022年12月11日開催)
公開日:2022年12月19日
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しごと・ものづくり講座
12月11日はグラフィックデザイナーの望月彩加先生の協力でポップアップクリスマスカード作りの講座を開催しました。
望月彩加先生は、普段グラフィックデザイナーとして活躍されていて、ロゴやバナーのデザインだけでなくイベントのポスターなども作られています。
デザインと、ポップアップカードってどんな関係があるんでしょうか?
先生は「デザインには目的がある」ということを教えてくれました。
「デザイン」とはきれいにしたり、かっこよくしたりすることではありません。
「目的」を形にしたり、問題を解決したり整理する手段のことを「デザイン」というそうです。
目に映るデザインだけでなく、人が触ったり、働いたり、色々なことにデザインは関わっているんですね。
先生が、今回ポップアップカードを作る時のポイントを3つ教えてくれました。
- 作っているときの気持ちは作品にも出てきてしまうので、楽しんで作る。
- 「カードを開いた人が驚いて、楽しんでくれること」をデザインの「目的」として作る。
- 立体的な作品なので、いろんな角度から見ても楽しめるように作る。
この3つを意識しながら、早速作っていきましょう。
ツリーと台紙のセット、穴の開いた折り紙を選びます。
ツリーの周りに柄折り紙でアクセントをつけるために、台紙に穴の開いた折り紙を貼ります。
ツリーがどういう風に出てくるか想像しながら、向きに気を付けて貼りました。
台紙が出来上がったら、ツリーの土台を作ります。
紙を四角くつなげて、台紙の真ん中にひし形になるように貼り付けます。
この土台を貼り付ける角度が重要なんですね。
土台を貼り付けたら、きちんと飛び出すかやってみましょう。
小さな土台がちょこっと飛び出して立体的になりました。
次は、この土台にツリーのメインになる真ん中のツリーを作ります。
大きなツリーに入っているスリットに、もう一つのツリーを通して、少ししならせてひっかけます。
紙が折れ曲がってしまわないように、注意しながら作りました。
すると、十字型に組み合わさった大きなツリーが出来ました。
これだけでも、とっても素敵ですね。
出来上がった大きなツリーは土台に固定します。
上から見ると十字になっているツリーのモチーフを、台に差し込んでひっかけます。
ひっかけるところが少し難しいですが、皆さん頑張ってツリーを固定しました。
カードを開け閉めして、しっかり飛び出すことを確認しました。
良い感じ!
今度は、ツリーにボリュームを出すために大きなツリーの周りに小さなツリー型の飾りをつけます。
飾りにはスリットが入っているので大きなツリーの時と同じ要領で、少ししならせて差し込みます。
大きなツリーにある4か所の枝葉の部分に差し込んで、両面テープでぐるっとつなげました。
最後に、星のモチーフをつければツリーの完成です!
出来上がったツリーが嬉しくて、みなさん開けたり閉めたりして楽しんでいました。
さて、ここからが今日のポップアップカード作りの一番大切なところです!
初めに先生が言っていたように「カードを開いた人が驚いて、楽しんでくれること」をデザインの「目的」として、「いろんな角度から見ても楽しめる」飾り付けをしていきます。
各自持ってきたマスキングテープやシールを使ってきれいに飾りつけをします。
どの角度から見ても飾りが見えるようにシールを貼ったり、メッセージを書いたりと皆さんそれぞれ、自分の「目的」を目指して作りました。
皆さん、思い思いのクリスマスツリーのカードが出来上がりました!
ちゃんとどこから見てもきれいに見えるようにできたかな?
ばっちりですね!
今回の講座では、楽しんで作ることの大切さ、「目的」をもって作ることの大切さを学びましたね。
またの開催をお楽しみに!