プログラムレポート
ペンタブレット入門 講座の様子(2022年10月15日開催)
公開日:2022年10月19日
-
しごと・ものづくり講座
10月15日はゲームクリエイターの岩本三四郎先生のご協力で、ペンタブレットで絵を描く講座を開催しました。
デジタルツールでのお絵かきには、アナログではできない色々な技法がたくさんあります。
先生に教わりながら、挑戦してみましょう!
今回はファイアアルパカという無料のお絵かきソフトを使用して絵を描いていきます。
まずは下描きです。
実際には、ペンタブレットを使っていきなり下描きからデジタルで始めることもあるのですが、慣れないうちはとても難しいです。
そこで今回はまず紙に描いてから、下描きを取り込むようにします。
作品の一番の基礎になりますから、皆さん真剣に下描きに取り組みます。
下描きが出来上がった人から順番に取り込んで、先生に青い下描き線にしてもらいました。
デジタルで絵を描くときに重要になってくるのが「レイヤー」です。
レイヤーとは層のことで、デジタルで絵を描くときは、描いている場所や物に合わせてレイヤーを変えて使用するというのが大切になってきます。
早速、下描きレイヤーの上に透明なレイヤーを作成し、ペン入れをしていきます。
こうすることで、下描きを汚すことなくペン入れが出来ます。
ペン入れの時のコツを先生が教えてくれました。
皆さん真剣に先生の話を聞いていました。
デジタルで絵を描くときは、拡大をしたり縮小をしたりが自由にできます。
線を引くのを失敗した時も、ボタン一つでひとつ前の手順に戻ったり、消しゴムツールで消したりと、簡単に元に戻すことができます。
消しゴムツールで何度もやり直しても、消しカスが出ないのも、デジタルで絵を描くときの良いところですね。
ペン入れが終わったら、色を塗っていきます。
色塗りの時もレイヤーを上手に使っていきましょう。
下描きレイヤーとペン入れレイヤーの間に、色を塗る用のレイヤーを挟み込みましょう。
色塗り用のレイヤーに色を塗れば、ペンの上に色が重なってしまうこともありません。
服や肌、髪の毛や影などたくさんレイヤーを重ねて色を塗ることで、間違えてもすぐに直すことができます。
先生にやり方を教わった参加者の皆さんは、集中して絵を描いていました。
紙に絵を描くときや、タブレット、液晶タブレットで絵を描くときは操作した結果をそのまま手元で見ることができます。
ペンタブレットで絵を描くときは、ペンを手元で動かして、動かした結果はパソコンの画面に反映されます。
操作するところと、結果が反映されるところが違うんですね。
この操作に慣れるのは少し大変さがありますが、よく考えてみるとテレビでゲームをやるときも、画面を見たまま手元を見ずに操作ができますよね。
ペンタブレットに慣れてくると、手元を気にせずに画面だけを見て絵を描くことができるようになります。
あっという間の3時間講座でした。
皆さん、それぞれの段階で技法を習得できましたね。
またの開催をお楽しみに!