8月23日は、こどもバザール“清水ま・あ・るシティ”市長のあいこちゃんと副市長のかなちゃんが、静岡市の田辺市長に表敬訪問をしました。

2023年1月20日に『ま・あ・る』が10周年を迎えます。そこで「今のこどもバザール“清水ま・あ・るシティ”の運営状況を田辺市長に伝えたい！！」「10周年の式典に来ていただくお願いをしたい！！」という思いから実現した表敬訪問となります。

可能であれば、こどもバザール“清水ま・あ・るシティ”を支えている、“こども店長”全員でうかがいたいところでした。その“こども店長”の想いを、代表者としてあいこちゃんとかなちゃんが伝えます。

会場は市長公室です。緊張と興奮で、いつもと雰囲気の異なる二人。

「田辺市長に『清水ま・あ・るシティ』の活動報告を的確に伝わるように発表したい！」と練習を重ねます。

『ま・あ・る』の管轄課である経済局の局長と産業政策課課長も同席し、子どもたちの発表を応援してくださいます。

『ま・あ・る』の10年間の活動報告に加えて、現在のこどもバザール『清水ま・あ・るシティ』をこども市長・副市長がどのように考え運営しているのか、また、活動をとおして変わったことや得たことなどをお伝えします。

『ま・あ・る』はこの10年間、地元企業や近隣施設や商店街、団体・大学・専門学校等の様々な方々から多くのご協力を得て、子どもたちへ静岡の産業の魅力を伝えながら、自主性や創造性を育むことを目的に掲げて運営してまいりました。

10年たった今も、常設で「こどものまち」を運営している施設は、全国で唯一『ま・あ・る』だけです。“静岡市”にこのような施設をつくってくださったこと、こうして変わらずに運営できることの感謝を第一にお伝えさせていただきました。

5周年の際に、田辺市長を訪問させていただいた時のこども店長は、今は高校2年生になりました。成長した彼らの様子や活躍についても少しだけ紹介しました。

こども店長4名が田辺市長を表敬訪問しました！：バザール日記（2017年12月26日）

こども店長経験のある中高生、大学生・専門学校生が『ま・あ・る』で講師をしてくれたり、運営のサポートをしてくれたりと多岐にわたって関わっています。このように、継続して活動できることが『ま・あ・る』の魅力の１つです。10周年の式典では、詳しくご紹介したいと考えています。

この表敬訪問では、今のこどもバザールの報告に重きを置いて臨んでいます。

いよいよ、ここから、あいこちゃんとかなちゃんによる発表です。

こども市長あいこちゃん

「『ま・あ・る』では、静岡市のいろんなお仕事や学校では学べないことがたくさん学べて楽しいです。『ま・あ・る』に来ることで、歴史や行事、物事など、ひとつひとつの見方が変わりました。また、もともとシャイでしたが、今はみんなの前で堂々と話せるようになりました。」

こども副市長かなちゃん

「以前は、発表や交流のときに、説明が伝わらないことがありましたが、副市長になったことで伝えることが増えたことから、説明が上手になりました。また、たくさんのこども店長さんと仲良くなることができました。」

と『ま・あ・る』での活動をとおして、変わったと感じたことを発表します。

続いて、2人が今年度のこどもバザール“清水ま・あ・るシティ”で取り組んでいる、税金制度や広報活動、市民の意見を反映するための意見ボックスの実施についても報告しました。

“清水ま・あ・るシティ”を運営する中で、市長・副市長として心がけていることも発表します。

市長あいこちゃん

「市長として“清水ま・あ・るシティ”全体を見て、みんなと仲良くなることを心掛けています。はじめて会った子とも仲良くなろうと積極的に声をかけています。声をかけることが、信頼を高めることにつながると考えています。」

副市長かなちゃんは

「副市長として、清水ま・あ・るシティ全体をみることを心がけて仕事をしています。はじめて利用する子のフォローはもちろんですが、社員さんや店長さんが困っていないか、大変ではないか、を気にかけながらサポートしています。」

田辺市長から「堂々とした報告が素晴らしい！」とお褒めの言葉をいただきました。

「市長のあいこちゃんと副市長のかなちゃんの「『ま・あ・る』で色々経験することで、自信がついた！私のように他の子にも同じような経験をしてもらえたら嬉しいです！」の発言がとても印象的でした」

「公共施設として『ま・あ・る』のような施設は日本にここ、静岡市だけです。誇りをもってこれからも二人の活躍を期待しています。リーダーはみんなを引っ張っていく大変さがあります。しかしその一方でやりがいもあります。『ま・あ・る』で培った経験が中学や高校生活で活かしてくれている・リーダーとして活躍している先輩が大勢いることも素晴らしいことです。男女関係なく、みんなが等しく活躍できる社会を築いていけるようにしていきたいですね。残りの任期もがんばってください。」

とエールを贈ってくださいました。

最後に、2023年1月22日に行われる10周年の式典の招待状を市長のあいこちゃんから田辺市長にお渡しします。

招待状をお渡しした後は、田辺市長が気さくに色々とお話ししてくださいました。

「中学生になったらどんなことをやりたいですか」「これからもやりたいことを積極的に行えると良いですね。」など、質問やアドバイスなどをたくさんいただくことができました。

田辺市長、お忙しい中、貴重なお時間をいただき感謝いたします。

子どもたちの頑張る姿や、挑戦したいことへの後押しをしてくださるおかげで、『ま・あ・る』は日々発展しながら運営することができます。

堂々と『ま・あ・る』での活動報告をしてくれた、あいこちゃんとかなちゃん、お疲れ様でした。

そして、ここに来ることのできなかった、こどもバザールの運営を支えている“こども店長”の皆さん、こどもバザールを運営してくれてありがとうございます！

これからも『ま・あ・る』はみんなの第3の居場所になれるよう、努力していきたいと思います。

今回の田辺市長表敬訪問の様子は、8月25日の静岡新聞朝刊で紹介していただきました。是非ご覧ください。

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