プログラムレポート
ドローン操縦に挑戦! 講座の様子(2022年8月9日開催)
公開日:2022年08月15日
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しごと・ものづくり講座
8月9日は企業組合フジヤマドローンの望月紀志先生と、ドローンレーサーの中村まり子先生のご協力でドローンを操縦する講座を開催しました。
望月先生は富士市にあるDRONE★VILLAGEでドローン操縦の先生をされていたり、依頼を受けて空撮や、測量、点検、調査なども行っています。
最近では8月7日にアップされた、ヒカキンおにごっこ 2022夏 – 逃げ切れたら全員に100万円【YouTuberオールスターズ】の撮影に望月先生と中村先生が参加されたそうです。
※動画が削除されたため、リンクを削除しました。2022年10月4日。
今回使用したドローンはSNAPTAIN社のH823Hというドローンです。
早速、箱を開けてみましょう。
充電ケーブルと、本体用バッテリーが2つ入っているのでまず最初にバッテリーの扱い方を教わってバッテリーの充電をしました。
本体にあらかじめ入っているバッテリーと合わせて3つもバッテリーが入っているキットなんですね!
バッテリーの充電をしている間に、ドローンについてのお話を先生がしてくれました。
ドローン(DRONE)とは「働き蜂」という意味だそうです。
プロペラが回転して飛ぶときの「ブーン」という音が蜂の羽音に似ているため、そう呼ばれるようになったという風に言われています。
望月先生が所属する企業組合フジヤマドローンでは、色々な依頼を受けてドローンを使った活動をしています。
人がいけないところの点検、土木測量、農薬の散布など、その他ドローンを使った色々な活動があります。
また、ドローンの組み立てや整備、自動操縦のプログラミング、ドローンレーシングの大会の開催などもフジヤマドローンでは行っています。
次に、今回使うH823Hの本体をよく見てみましょう。
本体の周りには4つのプロペラがついています。プロペラが4つついているものを「クアッドコプター」と呼びます。
よく見ると、プロペラのついている位置によって、羽根の角度が違いますね。
右前と左後ろ、左前と右後ろにそれぞれ同じ傾きのプロペラがついていました。
このプロペラの角度の違いは、大きなドローンも同じです。
これによって安定した飛行が出来るようになっているんですね。
取り換え用のプロペラも2種類入っていました。
角度が違うのが分かりますか?
充電が完了するまでに、操縦方法も確認しておきます。
今回はモード2という方法で操縦します。
左のレバーで上昇と下降、右旋回と左旋回をコントロールします。
右のレバーで前後左右の移動をコントロールします。
さて、本体の確認と操縦方法の確認が出来たら、バッテリーの充電も終わったようです。
コントローラーにも電池を入れて、飛ばしてみましょう。
コントローラーと本体をつなげることを「バインド」あるいは「ペアリング」と言います。
みんなで一斉にやると、混乱してしまうのでひとりひとり順番にペアリングをしました。
バインドが出来たら、みんなで一斉に飛ばします。
青いランプがドローンの正面になっています。
まずは上昇、下降前後左右の移動を練習します。
旋回するとドローンの正面が自分の正面とずれてしまうので、操縦が難しくなってしまいますね。
先生がマットの端に椅子を置いて「この上に着地してみましょう」と課題を出してくれました。
距離感がつかめないとなかなか難しいですね。
みんなで操縦の練習をしました。
大体、一回の飛行は3~4分で終わってしまいます。
本体を軽くするためにバッテリーも軽くなっているので、充電の持ちが短いんですね。
ちょっと休憩しながら、カメラ付きドローンで撮影した動画を色々と見せてもらいました。
オンナノコズの映像はカメラ付きのマイクロドローンという小さなドローンで撮影されています。
NEXTFUJIの映像は大きなドローンで撮影されています。
ドローンが撮影に使われるようになってから、本当に色々な景色の動画が撮影出来るようになったんですね。
さて、今度はマットの真ん中に置かれた椅子を使って、椅子の下をくぐる練習をしました。
普通にくぐるのも難しいですが、8の字飛行にもチャレンジしましたよ。
参加者の皆さんもどんどん操作に慣れてきて、とても楽しそうでした。
ドローンは撮影以外にも、プログラムで動かすことで計画的な農薬散布をすることも出来ます。
人がいけない高いところや、広いところの情報収集をすることも出来ますし、カメラのセンサーを変えれば温度の確認や、植物の育成状況などもドローンでチェックできるそうです。
建設業ではドローンで収集したデータを基に、無人のショベルカーに情報を送って地ならしをしたり、土を削ったりしています。
エンターテインメントの世界では、色々なミュージシャンのミュージックビデオの撮影にもドローンが多用されています。
東京オリンピックの開会式では1,824機のドローンがプログラミングで空に色々な絵を作っていたのも、記憶に新しいのではないでしょうか?
先生が持ってきてくれたドローンにもカメラがついています。
カメラの他にも色々なセンサーがついているので、壁や天井にぶつかることがありません。
飛ばしながら撮影するだけでなく、カメラに追跡する人や物を覚えさせて、ドローンを飛ばしたまま、一定の距離で撮影することも出来るそうです。
折り畳みのできるドローンもあります。
小さくすることが出来るので、山の上などの撮影をする時に持ち運びがしやすく、とても便利だそうです。
最近ではFPV(ファースト・パーソン・ビュー:一人称視点)モニターを使うことで、自分がドローンに乗っているような感覚で操縦できるものも活躍しています。
さて、最後の飛行練習です。
今度はH823Hについている色々な機能も試してみました。
空中でくるっと一回転したり、ボタン一つで操縦車の近くに戻ってきたり、スピードの調節が3段階で出来たりと、H823Hは本当に高性能のドローンです。
上手に操作できると、ちょっとかわいく見えてきますね。
皆さん、是非お家に持って帰ってからもドローンの練習をしてくださいね。
小さなドローンで操縦の基本を習得できれば、色々なドローンレースの大会に出場したり、センサーやカメラのついたドローンで色々な撮影も出来るようになりますよ。
9月23日にはドローン操縦の親子講座も開催予定です。
小学4年生~小学6年生の親子対象の講座です。
興味のある人は是非応募してみてくださいね。
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