プログラムレポート
木炭デッサンに挑戦! 中高生向け講座の様子(2022年7月24日開催)
公開日:2022年07月26日
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しごと・ものづくり講座
7月24日は銅版画作家の武田あずみ先生のご協力で木炭デッサンの講座を開催しました。
中高生向けに、やや難易度をあげて木炭を使ったデッサン講座です。
はじめに木炭デッサンの特徴や鉛筆デッサンとの違いについて教えてもらいました。
鉛筆は線を描くのに適していて、木炭は面を描くのに適しています。
そのため、木炭は形や量感、明暗を同時に描いて全体を捉えていくのに適しているとのことです。
カッターを使って木炭を削ります。
木炭を削ってできたエッジ部分を使って、幅広い線を引きます。
木炭の持ち方も丁寧に教えてもらいました。
軽く持って、なぞるような感覚で描いていきます。
グラデーションをつけて明暗を表現します。
今回のモチーフはパプリカです。
専用の木炭紙を使用して描きます。
木炭紙は木炭の粉が定着しやすいように凹凸なつくりになっています。
デッサンの基本は題材をよく観察して描くことです。
最初はディテールを気にせず大まかに描いていきます。
パプリカの全体を複数の線を繋いで描いていきます。
全体を意識しながら炭を加えていき、細部を描き込んでいきます。
炭をつけて紙に擦り込む作業と消し具で色を抑えて表現する交互の作業です。
消し具には、筆やガーゼ、パンを使います。
指も使いながら、細部までじっくり観察して行います。
足りない部分は描き込み、立体感や光と陰、バランスをチェックしながら仕上げていきます。
とても立派なパプリカが完成しました。
どの作品も立体的で堂々としていますね。
最後に定着させるためのスプレーを吹きかけて完成です。
次回のモチーフは何でしょう。
次回開催もおたのしみに。
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