プログラムレポート
挽物フラワーベース作り 館外講座の様子(2022年7月23日開催)
公開日:2022年07月24日
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しごと・ものづくり講座
7月23日は岸本挽物の岸本真紀先生とkisshi&buの岸本しのぶ先生にご協力いただき、挽物フラワーベース作りの講座を開催しました。
挽物(ひきもの)とは、轆轤(ろくろ)を使って木をくりぬいたり、成形して作る製品です。
静岡の挽物の起源は、元治元年(1864)箱根から酒井米吉が技術を伝えたと言われています。
岸本真紀先生は静岡で最年少の挽物一級技能士です。
今回は、岸本先生のお仕事場で、プロの道具を使っての本格的な挽物づくりを行いました。
どのようなフラワーベースを作りたいか、デザインを描いてもらいます。
形も様々です。
全体的に丸みがあるフラワーベースも素敵ですね。
次に溝をデザインします。
溝は丸溝と角溝があり、溝の太さや形で全体のイメージが変わっていきます。
色もつけていきます。
カラフルな色使いが素敵ですね。
デザイン画が完成したら、いよいよ工房へ。
工房内には色々な機械や工具が揃っています。
注意事項をしっかりと守り、工具の持ち方や加工の注意点を教えてもらいます。
木工ろくろを回していきます。
かなりのスピードです。
全体の形をつけていきます。
力み過ぎると削れすぎてしまいます。
程よい力加減が熟練の技ですね。
岸本先生に手取り足取り教えてもらいながら、デザイン画に忠実に作品を作っていきます。
形ができたら、溝を入れていきます。
真剣そのものですね。
最後に色を入れていきます。
色を入れる位置や太さに注意しながら慎重に行います。
とても素敵な作品が完成しました。
世界に一つだけの完全にオリジナルなフラワーベースです!
一輪挿しやインテリアに最適ですね。
岸本先生、貴重な体験をありがとうございました。