プログラムレポート
ジャボチカバを知ろう 館外講座の様子(2022年6月18日開催)
公開日:2022年06月20日
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しごと・ものづくり講座
6月18日は西川農園の西川宜成先生のご協力で、ジャボチカバの講座を開催しました。
ジャボチカバは南アメリカ原産のフトモモ科に属する熱帯果樹です。
主な原産国はブラジルとボリビアだそうです。
西川先生が育てているジャボチカバの大半はボリビア原産です。
ジャボチカバの特徴としては、一年の間に何回も実をつけるため、年間通して楽しむことができます。
今回は残念ながら天候不順のため、実が熟すのに時間がかかっているとのことで、講座内容も一部変更しました。
こちらの木で樹齢20年から30年ほどだそうです。
ジャボチカバは生長がゆっくりな常緑樹のため、高さも3メートルから10メートルまでしか伸びないのだそうです。
1組1カップの摘み取り体験を予定していましたが、今回は、試食用に一人一粒ジャボチカバを採ってもらいました。
実をひねりながら引っ張ると簡単に採れますね。
西川農園さんのジャボチカバは全て無農薬です。
そのため、虫食いがないかを確認し、水で洗ってから試食をしました。
ブドウと同じように食べます。
「甘くてとっても美味しい!」、「ライチみたい!」と親子で初ジャボチカバを楽しんでいました。
今回は、朝日テレビさんが取材に入り、ジャボチカバの味についてインタビュー。
▼詳しくはこちらをご覧ください。
皮とタネは捨ててしまいますが、タネをまいて育てることも可能ということで、タネまきの方法や育て方を教えていただきました。
上手くいけば一ヶ月ほどで発芽するそうです。
「育ててみたい!」と子どもたち。
是非挑戦してみてくださいね。
子どもたちから西川先生に「ジャボチカバにはどんな虫がつきますか?」と質問。
「アブラムシやカイガラムシがつきやすいよ。無農薬だからとても大変だよ。」と教えてくれました。
その他、「スーパーで見かけない(売っていない)のはなぜですか?」の質問に対しては、「生産量が少なく、日持ちもしないため流通が困難。」と答えて下さいました。
西川先生の農園では、年間約400kgのジャボチカバの実を収穫するそうですが、半分以上はジャムやお菓子などになるようです。
フレッシュな状態で食べれるのは貴重ですね。
今回は、ジャボチカバを使ったマフィンとグラノーラをお土産にいただきました。
色々な楽しみ方ができるジャボチカバに注目ですね。
農園は毎週日曜日に開園しています。
美味しいランチやデザートもおすすめですよ。