プログラムレポート
調剤薬局で薬剤師体験! 館外講座の様子(2022年6月5日開催)
公開日:2022年06月06日
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しごと・ものづくり講座
6月5日は薬局みかんの花の八木里香先生にご協力いただき、薬剤師体験講座を開催しました。
参加者全員、白衣を着て、薬剤師さんになりきります。
「なぜ、白衣を着ると思いますか?」の質問に、
「清潔でいるため」
「薬品がとんでも服を汚さないようにするため」
「薬剤師さんだとわかるようにするため」
と回答。
里香先生より、「みんな大正解です!白衣を着ていれば、医療従事者であることがすぐに分かるね。」と。
里香先生の今までの経歴やどのようにして薬剤師さんになったのか、薬剤師さんになるために必要なこと等を詳しく教えていただきました。
保険薬局の薬剤師さんのお仕事は、病院で処方されたお薬を調剤し、確認して、患者さんに服用の仕方やお薬の説明を行います。
処方箋にはたくさんの情報が記されています。
処方箋の見方について教えてもらいました。
- 薬剤師さんは、処方箋どおりに正確にお薬を出します。
- お薬の内容に問題がないかを確認します。
- 患者さんにお薬を正しく使ってもらうために説明をします。
- 今回のお薬以外に服用しているお薬がないか、そのお薬との飲み合わせを確認します。
- お薬を服用するにあたり不安に感じていることがないかを確認します。
薬剤師さんは正確性に加え、コミュニケーション能力も必要になりますね。
お薬の種類や効能についても説明してもらいました。
口の中で速やかに溶けて服用できる錠剤、OD錠の実験もしました。
高齢者や小さな子供など、お薬を飲みこむのが大変な方や災害時など、お水が貴重な時に有効です。
調剤室の中では、1200種類以上のお薬に囲まれながら、分包機の操作をしました。
粉薬や錠剤など、処方箋を確認しながら分包機にセットしていきます。
個包装された薬の中に異物や異なる薬が入っていないかを確認していきます。
患者さんに安心してお薬を使っていただく為に確認作業は徹底して行います。
最後に投薬指導について教えてもらいました。
患者さんに正しい使い方を分かりやすく説明します。
吸入指導についてもみんなばっちりですね。
患者さんに薬を安心して使用していただくために、薬剤師さんが調剤室の中で日頃どんなことを行なっているのか知ることができました。
また、調剤後の鑑査や服薬指導まで、一連の業務の流れを体験することもできました。
今後、薬剤師さんに求められることは、高い専門性と責任感、行動力、人間性だそうです。
地域の健康を地域全体で見守り考えていくことが必要になりますね。
薬剤師を将来目指している方もそうでない方にも、大変貴重な体験になりました。
里香先生、ありがとうございました。