プログラムレポート


はじめてのスプリンギン 講座の様子(2022年6月4日開催)

6月4日は株式会社データファームの勝又孝幸先生と勝又啓太先生にご協力いただいて、Springin’(スプリンギン)の講座を開催しました。

 

勝又孝幸先生は普段、会社のホームページを作ったり、会社の中が便利になる仕組みを作ったりしています。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

 

今回も勝又啓太先生にも教えてもらいます。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

啓太先生はSpringin’の「FUKUOKA Creators Award2020」でサウンド賞を受賞しています。

 

今回もSpringin’(スプリンギン)というアプリを使って、簡単なプログラムの仕組みについて教えてもらいます。

Springin’(スプリンギン)は文字を使わず直感的な操作で、オリジナルゲームや絵本などが作れる創造的プログラミングアプリです。

 

▼前回の様子はこちらからどうぞ

スプリンギンを楽しもう! 講座の様子(2022年1月30日開催)

 

今回も講座のテーマは”Springin’のことを「知ること」「やってみること」「楽しむこと」”です。

ですから、分からないことがあったり、間違っちゃったかなということがあったり、他の人と比べて遅れているかも?と思うことがあっても気にしないこと。

とにかくSpringin’というアプリを触ってみて、やってみるということを今回はやっていきます。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

 

失敗したって大丈夫。

失敗する方法が分れば、繰り返さなければ上手くいく方法が見つかります。

 

今回は矢印をつかってキャラクターを動かして、アイテムを取るゲームを作ります。

スプリンギンでは使うアイテムを自分で自由に描いて、画面に並べてアイテムそれぞれに「振舞い方」や「関係性」を指示することで、色々なプログラムを作っていきます。

まずは、今回のゲームに使うアイテムを作っていきます。

 

床、主人公、主人公がとるアイテム、矢印、ジャンプボタンの5つをそれぞれ描いて、「アイテムリスト」の中に入れておきます。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

みなさん真剣にアイテムを作っていました。

 

アイテムが全部出来たら、「シーン」と呼ばれる、真っ白なページに置いていきます。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

 

次に、シーンの下向きに「重力」が働くように設定します。

シーンの何もないところをタッチして、リンゴのマークを選んで、画面の下に向かって「重力」が働くようにします。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

 

画面の下に向かって「重力」が働くと、全てのアイテムは下に落ちて画面から消えてしまいます。

動かしたくないアイテムは、ピンのマークを使って、決まった場所から動かないようにしておきましょう。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

 

スプリンギンでは、難しいプログラミング言語を使うことはなく、絵で描かれたマークをタッチしてアイテムごとに指示を与えていきます。

床や、操作ボタンは落っこちてしまうといけないので、きちんとピンのマークで指示を出して動かないようにしました。

ちょっと試しにやってみました。

動かしたいキャラクターだけが、きちんと下に落ちて来てくれましたね。

 

左右の矢印やジャンプボタンがタッチされた時に、キャラクターが動くようにもしました。

主人公がとるアイテムには、タッチしたら消えるように指示をして、タッチしたら消えることを確認しました。

そのあと、消えるきっかけを「主人公にぶつかったとき」にすることで、簡単に作ることができました。

順を追って先生が説明してくれるので、参加者の皆さんもスムーズに基本のゲームを作ることができましたね。

 

さて、基本のゲームが出来たので、残った時間で色々な追加をして、みなさんそれぞれのゲームにしていきました。

「主人公の大きさを変えるボタン」を作って狭い道を通り抜ける謎解きゲームのようにしたり、「跳ね返る床」を作って操作を難しくしたりしてみました。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

参加者同士で出来上がったゲームを見せ合ったり、教え合ったりと楽しい改良の時間でしたね。

 

既にシーンに配置していて、指示が与えてあるアイテムであればコピーをすることで、指示ごとコピーできるので、床や主人公がとるアイテムを増やすのも簡単に出来ましたね。

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

2022年6月4日_はじめてのスプリンギン

 

ボタンをタッチした時に、音が出るようにすることも出来ます。

録音をして音を作ることができるのもSpringin’の面白いところです。

 

最後に啓太先生がSpringin’で作ったゲーム「フライングマン」を説明付きで見せてもらいました。

「フライングマン」は芋を食べることでメーターが溜まっていき、一度だけ押せる「3倍ジャンプボタン」が出てきます。

この「3倍ジャンプボタン」で、ステージ内の大きな障害物を乗り越えて富士山の頂上を目指します。

矢印による主人公の操作や芋が消えるところは今回作ったゲームにとても似ています。

 

そこに「芋を食べた量を測るメーター」や「3倍ジャンプボタン」などの工夫がされていて、ゲームがさらに面白くなっています。

ステージが切り替わるのも、きちんと仕組みが作られているからなんですね。

 

Springin’では、世界中のゲームクリエイターが作ったゲームを無料でダウンロードして、その仕組みを見ることができるようになっています。

皆さんもSpringin’をダウンロードして、「フライングマン」の秘密を研究して、自分だけのゲームを作ってみましょう!

 

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