プログラムレポート
三保サーモンの養殖場見学 館外講座の様子(2022年3月31日開催)
公開日:2022年03月31日
-
しごと・ものづくり講座
3月31日は日建リース工業株式会社の皆様にご協力いただき、三保サーモンの養殖場見学ツアーを開催しました。
はじめに、日建リース工業株式会社についてお話ししていただきました。
資材のレンタルがメインのお仕事ですが、活魚を運搬するためのコンテナ、「魚活ボックス」を販売するうえで魚に関する事業を手掛けるようになったそうです。
そして東海大学海洋学部の秋山先生と共に研究を重ね、三保サーモンの養殖を手掛けるようになったそうです。
早速、養殖場内を見学します。
地下海水を利用したサーモンの養殖は、寄生虫の心配がないことが最大の売りです。
清浄な地下海水を掛け流しで陸上養殖に利用していて、寄生虫などを殺すための冷凍をする必要がないそうです。
そのため、肝や内臓も美味しく安全に食すことができるようですよ。
しかし、このろ過された地下海水には酸素がないことから、ナノバブルノズルで酸素を注入しているとのことでした。
その様子を確認させていただきました。
地下海水は水温が一定しているため、管の部分はひんやりしています。
約18℃程だそうです。
次に、サーモンがたくさんいる水槽を見せていただきました。
ひとつの水槽に約400匹のサーモンがいるそうです。
普段のエサやり風景も見せていただきました。
エサに食らいつくサーモンの勢いがすごかったですね。
エサやり体験も行いました。
とても楽しそうです。
「なんでサーモンの養殖なの?」の質問に対しては、
「養殖設備にたくさんの費用がかかっている為、短期間で利益を出す意味で、サーモンなんだよ。」と教えてくれました。
そのほか、「サーモンは白身魚?」の問いに対しては、
「川から下る時の身は白色で、海でオキアミを食べることで、身が赤くなるんだよ。」と教えてもらいました。
勉強になります。
最後はおたのしみの、三保サーモンの試食です。
綺麗なオレンジ色です。
「全く臭みがないね」、「生で食べるサーモンが苦手だったけど、これなら食べれます」、「とっても美味しい!」と皆さん、満足していました。
美味しさの秘密はやはり、上質なエサと、きれいにろ過された海水と水温なんですね。
静岡の恵に感謝です。
河岸の市、市場館にある「ふかくら」で三保サーモンを購入することができるそうです。
是非、皆さんも試してみて下さいね。