プログラムレポート
工具の使い方を学んでみよう! プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2022年3月28日開催)
公開日:2022年04月04日
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こどもバザール
3月28日はMASの川﨑蒼士先生のご協力で「工具の使い方」について教えてもらいました。
※MAS(ま・あ・るアシスタントスタッフ)とは、小学生時代に「こども店長」を経験した18歳以上のアシスタントスタッフのことです。
今回はわくわくアトリエの工具箱の中にある10種類の工具について、お話を聞きました。
早速工具箱を開けて、中を見てみましょう。
色々な工具が入っていますが、工具は「入れる」「出す」「測る」「加工する」の4つの種類に分けることが出来ると先生が教えてくれました。
お話を聞きながら、先生が作ってくれたプリントにまとめてみましょう。
まずはドライバーです。一番身近な、ネジを「入れる」道具ですね。おうちにもドライバーがある人は多いのではないでしょうか。
そして、メジャー。
メジャーの先のL字の部分は少しグラグラしています。これはL字の部分の厚さを考慮して、ひっかけて測っても、押し付けて測っても誤差が出ないようにしてあるそうです。
釘抜きはバールとも呼ばれていて、軸が丸い洋釘を抜き「出す」時に使います。軸が角ばっている和釘を抜く時は「やっとこ」という道具を使います。
続いて差し金。差し金は尺金、指矩と書くこともあります。
「矩」とは「直角」のことで、差し金を使えば長さを「測る」だけじゃなく、直角を「測る」ことも出来ます。
錐(きり)には三つ目錐と四つ目錐があります。
大きい釘用の穴を開ける時は三つ目錐、小さくて深い穴を開ける時は四つ目錐を使うそうです。
のこぎりは、参加者の皆さんもよく知っていました。
刃の目が細かい方は木目に対して横向きに切る時に、刃の目が粗い方は木目に沿って縦に切る時に使います。
先生が使って見せてくれました。
ヤスリは皆さん初めて見たようでした。普段は紙やすりを使うことが多いからかも知れませんね。
続いては玄能(げんのう)。金槌のことです。
金鎚で狐が石に姿を変えた「殺生石」を退治した玄翁和尚に由来するといわれているそうです。
触ってみると、平たい面と丸くなっている面があることが分かります。
これは釘を打っていて、最後の最後に木を傷つけないように打つ時に丸い面を使います。
残りの二つはこの玄能と関りがある工具です。
ひとつは鑿(のみ)。後ろを玄能で叩いて、木を削って「加工する」時に使います。
もうひとつは鉋(かんな)です。
鉋は木材の表面の仕上げをする時に使います。
鉋の刃の出方を調節するときに玄能を使います。
先生が、かんなを使って木の表面を少し削って見せてくれました。
先生が鉋をかけるところを皆さん真剣な表情で見ていましたね。
ま・あ・るのわくわくアトリエにある工具箱の中には、色々な工具が入っていました。
みんなのおうちにはどんな工具があるか、おうちの方と一緒に探してみるのもいいかもしれませんね。
当日はMJVのさとしさんがお手伝いをしてくれました。
おしごとノートの記入をしたり、参加者のみなさんを銀行まで案内したりしてくれました。
ありがとうございました。
※MJV(ま・あ・るジュニアボランティア)とは、小学生時代にこども店長として活動していた中高生のことです。