プログラムレポート
ジュニアNISAに挑戦! 講座の様子(2022年3月28日開催)
公開日:2022年03月28日
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しごと・ものづくり講座
3月28日はファイナンシャルプランナーの杉本京子先生と前田久美子先生にご協力にいただき、お金や投資について学ぶ講座を開催しました。
ファイナンシャルプランナーはお金の専門家です。
「お金が好きな人?」の質問に対して、大半の方が興味があると答えてくれました。
お金は自分の未来について考えるためにも必要ですね。
今回はお金について学びながら、積み立て投資ゲームを使って、投資体験を行います。
はじめに、お金の正体についてみんなで考えます。
お金を製造する上で、それにかかる費用(原価)と価値はイコールでないことが理解できます。
となると、その正体は・・・「信用」です。
しかし、お金の価値は変化します。
50年前のお金の価値を例に現代と比較していきます。
その当時と今とでは、大卒の初任給、ラーメンやコーヒーの物価は異なります。
現在の約7倍程度異なっていますね。
加えて、国の信用の価値が下がるとお金の価値も減ります。
そのため、自分でお金の価値を守らなければいけません。
次に「投資」について考えていきます。
投資とは、一般的に「将来的に価値が上がる」ことが見込まれる商品やサービスにお金を投下することです。
それ以外にも、自分が応援したい会社にお金を出すことで、社会貢献の意味も含まれます。
「お金を増やすこと」は「自分のお金を守ること」に繋がります。
投資の種類は
1. 株式投資
2. 債券
3. 投資信託
とあります。
今回は、リスクを抑えて投資にチャレンジするゲームを行いました。
まず、皆さんはリンゴを仕入れて売るお店だとします。
1個100円で売ります。
80円で仕入れると利益はいくら?
20円。
このようにモノを仕入れて販売する方法で、お金を増やすにはどんな方法があるでしょうか。
1. 高く売る
2. 安く仕入れる
この2つが基本ですね。
この基本の考え方は、株の場合も同じです。
儲けを多くするためには安く仕入れて高く売ることが基本です。
毎日少しずつ購入することで、一度に利益を大きくするのではなく、損を小さくしながら運用していきます。
早速、投資したい企業や商品を選びます。
リスクの高さは星で表現されているので、参考にしました。
会社のカラーや業績等の情報を確認し、親子で一緒に選んでいきます。
投資したい会社を決めたらゲームスタートです。
その会社の株を1年に1万円ずつ購入していきます。
サイコロの出た目に応じて、株かの上昇や暴落を計算していきます。
10年または15年間分チャレンジを続けます。
値段×購入した株の量の合計=投資の成績、となります。
サイコロの出た目によって購入金額が変化するため、購入量も変動します。
時折、先生が「暴落カード」や「上昇カード」を使います。
結果はどうだったでしょうか。
前半ずっと赤字だったところも後半では黒字に転換する場面もありました。
劇的に変動するものもあれば、ローリスクでこつこつ上昇するものなど様々ですね。
最終的には、量をたくさん持っていることで、多少値段が上がると変化も激しいことが理解できます。
投資の世界では、大儲けしよう!というよりかは少ないリスクで長い目で貯めていくことが理想的だそうです。
売り時を見極めることも大切ですね。
今回教えていただいたことをヒントに、世界情勢や経済に目を向けて、それらがどのように影響しているのか学んでいけるといいですね。
貴重な機会をありがとうございました。