プログラムレポート
よく見てスケッチ! 講座の様子(2022年2月11日開催)
公開日:2022年02月12日
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しごと・ものづくり講座
2月11日はイラストレーターのおおいしももこ先生のご協力で、スケッチの講座を開催しました。
▼前回の様子はこちらをご覧ください。
おおいし先生は、清水区内にアトリエを構え、イラストレーターとして活動しながら平日は市内の小中学校で美術を教えています。
今回は先生が持ってきてくださったミカンのスケッチにチャレンジします。
鉛筆を使ったスケッチの前に、ミカンをよく見て、自分のミカンにどんな特徴があるか言葉にして書き記していきます。
「ことばスケッチ」です。
手に持って、触ってみます。
傷やへこみはあるかな?手触りはどんな感じかな?重さはどのくらいかな?
手に持って、よく見て、言葉にしていきます。
よく見ることが、スケッチをするときに一番大事なんですね。
- ごつごつしている
- つぶつぶがある
- 少し傷がついている
- やわらかい
色々な特徴が言葉になって現れました。
今度はそれを頭に入れながら、ミカンの形を紙に描きました。
言葉にした特徴の、どこを一番描きたいか考えて、よく見ながら自分のミカンの形を絵にしていきます。
一度言葉にしていると、見るべきポイントがしっかり分かりますね。
鉛筆で線を描き終わったら、色鉛筆を使って「色ずかん」を作りました。
使う色は赤、青、黄色の3色です。
使う色は3色なのに、全部で12色の「色ずかん」が出来ました。
「色ずかん」で色の混ぜ方が分ったら、今度はミカンのスケッチに色を塗っていきます。
ミカンの色はほとんどが赤と黄色を混ぜた色ですが、よく見てみると同じミカンでも場所によって色が少しずつ違うことに気が付きます。
影になっているところや、光が当たっているところ、凸凹のところなど、色の配分を考えながら、ミカンをよく見て色を塗ります。
所々で、先生が色のヒントをくれました。
たった3色の色鉛筆でも、ミカンをよく見て、色の混ぜ具合や、濃淡を調節することで本物のように描くことが出来ました。
今回教わったことを思い出しながら、様々なものをスケッチしてみてくださいね。