プログラムレポート
9周年特別講座 メカトロウィーゴを作ろう 講座の様子(2022年1月8日開催)
公開日:2022年01月09日
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しごと・ものづくり講座
1月8日は、株式会社ハセガワ様にご協力いただき、ま・あ・る9周年特別講座として「メカトロウィーゴ」を作る講座を開催しました。
メカトロウィーゴとは、モデリズムの小林和史さんがデザインをした、子どもが乗って移動するためのロボットです。
色々なメーカーから、色々な大きさのもの、フィギュアやプラモデルが発売されています。
株式会社ハセガワからは1/35サイズと1/20サイズの2種類のメカトロウィーゴや色々なメカトロシリーズを作っています。
初めに、企画開発部の青野先生から、プラモデルを発売するまでに携わる色々な人のお話がありました。
まずは、商品を企画する人。
どんなものが人気があるのか、どんなものがプラモデルになっていたら嬉しいか考えてプラモデルにしよう!と決める人です。
そして、プラモデルの設計をする人。
プラモデルにする形をパズルのようにバラバラにして、どういうパーツに分けたら作りやすいか、分かりやすいか、きれいに作れるかを考える人です。
箱や説明書にある写真や、展示用に完成見本を作る人もいます。
この仕事の人は、本当にプラモデルを作るのが得意な人で、お休みの日以外は会社でプラモデルを作っているそうです。
皆さんがプラモデルを作るときに見る組み立て説明書を作る人もいます。
どこから作れば分かりやすいか、作るときに気を付けるところはないかなど、確認しながら説明書を作ります。
箱のデザインをする人は、お客さんがお店で手に取って、見るときに分かりやすいように、買いたくなるようにデザインをします。
メカトロウィーゴの箱のイラストは、漫画家のあらゐけいいちさんが描いているそうです。
どの箱も、日常的な風景が描いてあって、子どもたちがとっても楽しそうにしています。
そして最後に、商品を宣伝する人たちによって、見本市やホームページ、SNSなどでお知らせをすることでプラモデルが発売されます。
1つのプラモデルを発売するためには、本当に色々な人が関わっているんですね。
プラモデルが出来るまでの色々なお話を聞いたら、いよいよメカトロウィーゴのプラモデル作成に挑戦です!
まず、先生からニッパーの正しい使い方について説明がありました。
1/35サイズのメカトロウィーゴは1つの箱に2体分の材料が入っています。
今回は、カカオとミルクの2種類です。
それぞれが袋に分けてあり、作りやすくなっていました。
親子で作ってみるのにちょうどいいキットですね。
説明書をよく見ながら、必要なパーツをニッパーで切って外します。
作りやすいか確認をして作られている説明書なので、わかりやすいですね。
切って外す時は切った面がきれいになるように、先生に教えられた通りニッパーの平らな面をパーツ側にあてて切りました。
いきなりニッパーで切るのが難しい時は、一度大きく切り取ります。
そして、細かいところをニッパーの刃が入りやすい角度に持ち替えて切ります。
色々なコツがあるんですね。
作るのが難しいところがあったときは青野先生も渡辺先生も優しく教えてくれました。
休憩時間には、先生が持ってきてくださった完成品見本を見たり、写真撮影パネルで写真を撮ったりしました。
休憩をしたり、作品を見て想像を膨らませるのも大切な時間ですね。
1/35サイズには少し細かいパーツもあるので、皆さん慎重に組み立てていました。
右腕、左腕、右脚、左脚、本体、カバーと、説明書に書いてある順番で組み立てました。
出来上がったら、色々なポーズを取らせたり、色を塗ったりして楽しみました。
完成した1/35メカトロウィーゴは75mmのコンパクトなサイズですが、腕や脚を上げたり、ひじやひざを曲げたりと色々なポーズを取ることが出来ます。
2体組み合わせれば、こんな奇跡の瞬間も作ることが出来ます。
皆さん、時間いっぱいメカトロウィーゴ作りを楽しみました。
完成してみると色々な疑問が出て来て「メカトロウィーゴの中から外はどうやって見ているの?」「本物のメカトロウィーゴは何で出来ているの?」など、色々な質問がありました。
色々なところで写真を撮ってみるのも楽しいと、先生が教えてくれました。
是非みなさんも、色々な写真を撮ってみてくださいね。
プラモデルを作ると必ず余ってしまう部分があります。
金型にプラスチックのもとを流し込む時に活躍する、プラスチックのもとの通り道「ランナー」です。
静岡市ではこの「ランナー」を使って巨大なモザイクアートを作る、「ランナーアートキャンペーン」も行っています。
是非皆さんも、おうちにプラモデルのランナーがあったら参加してみてくださいね。
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