プログラムレポート
オリジナルマイ箸づくり 館外講座の様子(2021年12月28日開催)
公開日:2021年12月28日
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しごと・ものづくり講座
12月28日は駿府の工房匠宿で館外講座を開催しました。
ま・あ・ると駿府の工房匠宿、初めてのコラボ企画となります。
木と漆の工房長、戸田勝久先生にご協力いただき、マイ箸づくり講座を行っていただきました。
まず、匠宿の魅力や特徴について、木工指物職人としてのお仕事について教えていただきました。
指物とは、ねじやくぎなどを使わずに、木材を細工し、継ぎ合わせる伝統技法です。
今回は参加者全員にカンナ削りを体験してもらいました。
戸田先生のお手本を参考に一人ずつ挑戦していきます。
腰をほどよく落としてゆっくりと引きます。
最後まで一定の力で水平に抜き切ります。
皆さんとても上手ですね。
鰹節のように薄くてきれいです。
次にお箸作りに進んでいきます。
3種類の木材から気に入ったお箸を選んでもらいます。
- カエデ
- ウォルナット
- サクラ
それぞれの木が持つ特徴についても教えてもらいました。
同じ木でも色や風合いが異なる為、お気に入りの一本をとことん選びます。
選んだら、好きな長さにカットします。
見本を参考にしながら自分の手に馴染む長さを確認します。
ノコギリの使い方も丁寧に教えていただきました。
力はさほど入れず、すっと引くイメージで上下に動かします。
皆さんとても真剣ですね。
次にやすりがけをします。
丸みをつけたり、デザインをあしらったりと各々好みの形にしていきます。
一本一本交互にバランスを見ながら削っていきます。
マイ箸ということで、ウッドバーニングにもチャレンジします。
鉛筆で下書きをし、電熱ペンでなぞります。
とても集中していますね。
完成まであと少しです。
最後に蜜蝋でお箸と箸置きを磨きます。
マイ箸の完成です!
最後に戸田先生から、「自分で一から作ったお箸を是非大事に永く使ってくださいね。」と。
また、「みなさんの成長と共に、お箸が短くなったり欠けたりしたら、今回学んだことを活かして菜箸に変えたり、菓子楊枝(黒文字)として使うことも可能です。」と教えてくださいました。
自分で作ったものだからこそ、一生大切にしたいですね。
貴重な体験をありがとうございました。
次回の開催もおたのしみに。