プログラムレポート
ドローン操縦に挑戦! 講座の様子(2021年11月28日開催)
公開日:2021年12月01日
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しごと・ものづくり講座
11月28日は木野正弥先生と望月紀志先生(企業組合フジヤマドローン)にご協力いただき、ドローン操縦を体験する講座を開催しました。
午前の部は小学校3年生~5年生の親子向け講座、午後の部は小学校6年生~高校生までの中高生向け講座として開催しました。
ドローンの準備をしよう!
まず、木野先生が今回使うドローンの準備について教えてくださいました。
ドローンを飛ばすのにはモーターを回すためのたくさんエネルギーが必要です。
また、本体が重たくなってはいけないので軽い電池が必要です。
今回のドローンはSNAPSTAIN社のSP350というドローンです。
このドローンには「リチウムポリマー電池」というものが使われています。
軽くて、充電量もたくさん入るのですが、その分危険でデリケートな部品なので、コードや端子部分は優しく丁寧に扱うようにと先生が教えてくれました。
ドローン本体には4つのプロペラがついています。
どんな向きでプロペラがついているかじっくり観察しました。
コントローラーで指示を出すことで、プロペラの回転速度が変わるようにプログラムされています。
レバーを使ってプロペラの動きをコントロールすることで前後左右上下にと自由自在にドローンが操作できるようになっています。
ドローンでどんなことができるの?
スペアの充電池2個を充電ケーブルにつなげて充電の準備ができたら、企業組合フジヤマドローンの望月先生がドローンについて教えてくださいました。
今、ドローンは色々なところで活躍しています。
空を飛びながら撮影をしたり、土木の測量に使われたり、農業で空中散布のために使われたりもしています。
撮影する時のカメラやセンサーを変えることで、人が行けないことろのより細かい情報を集めることもできます。
集めた情報を使えば、無人のショベルカーと連動させて整地をしたり、プログラムをすることで指定した範囲にだけ農薬を散布したりすることもできます。
また、ドローンを使えば災害地の状況確認や、応援物資の運搬などもできます。
実際に、企業組合フジヤマドローンは 静岡県富士市・富士宮市と 災害協定を結んでいて、地震などの災害発生時に、空撮による被害状況の確認や、交通網が遮断された地域への応援物資の運搬、人命救助活動などの支援を行います。
「ドローン」と言っても、色々なことに使われていて、皆さんの生活に欠かせないものになっていることを教えてもらいました。
小型のドローンにカメラがついていて、簡単に撮影ができるものも紹介してくださいました。
ドローンでレースをするスポーツも開催されています。
そうやって培われた技術を使って、中学校2年生でドローンを使った撮影の会社を作った人もいるそうです。
もしかしたら、皆さんの中からもそういう人が出て来るかもしれませんね。
重さが200g以下のものをドローンと言い、それより重いものは無人航空機と呼ばれるそうです。
2022年からはドローンを飛ばすためには国家資格の免許が必要になることも望月先生は教えてくださいました。
飛ばしてみよう!
お話が終わるころには充電が完了していました。
ドローン本体と、コントローラを「ペアリング」することでコントローラでドローンが操作できるようになります。
ペアリングの仕方も先生が丁寧に教えてくださいました。
混線しないように一人ずつ本体とコントローラをペアリングして、準備完了。
きちんと飛ぶか確かめたら、ちょっと操作してみましょう。
まずは木野先生の指示に従って操作してみて、その通りに動くか確かめます。
前後左右、きちんと動くことを確かめました。
基本の操作を教えてもらってしばらく動かしていると充電が切れて飛ばなくなりました。
小さなドローンを飛ばすのにも、とても力がいるんですね。
コントローラーについている2つのレバーを使って基本の操作はできるようになっています。
横についているローリングボタンを押すと、空中で一回転することも出来ます!
皆さん思い思いに自由自在にドローンを飛ばしていました。
最後に望月先生が、様々なドローンを紹介してくださいました。
少し大きな撮影用ドローンです。映像がぶれないセンサーがついています。
飛ばすために大きなプロペラを回して、大きな音を出して飛びます。
また、このドローンのカメラには追跡機能がついていて、追跡の対象を設定すると対象を追いかけるようにカメラが自動で動くようになっています。
コントローラの手元にモニターがついていて、撮影の様子を確認しながら操作することができます。
手の動きだけで操作できるドローンもあります。
ドローンの前のセンサーに手をかざすことで、操作ができます。
カメラでの撮影も指の形で指示を出すことで出来るようになっています。
これは何をしているところかというと、はじめに紹介してくださった「カメラ付き小型ドローン」を使って、なんでもホールを自由自在に飛び回って撮影をしているところです。
ゴーグル型のモニターを使って目の前の映像を見ながら操縦しています。
机や椅子の下も自由自在に飛び回って撮影が出来ます。
小型でも高性能の物も増えているそうです。
これからの新しい仕事につながる、貴重な体験ができた2時間でした。
望月先生は「DRONE VILLAGE富士」でドローンの先生もやってらっしゃいます。
興味のある方は調べてみて下さいね。