プログラムレポート
薬剤師のおしごと とくべつなおしごとの様子(2021年11月23日開催)
公開日:2021年11月23日
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とくべつなおしごと
11月23日は、薬剤師の八木里香先生にご協力いただき「薬剤師のおしごと」を開催しました。
病院などの医師の診断後、処方箋の指示に基づいて調剤し、患者さんにお薬として受け渡しをします。
今回は、「お薬をつくる=調剤」、「チェックする=監査」、「わたす=投薬」の体験を行ってみました。
お薬が容器からあふれ出すことの無いように、途中ケースの底をたたいて空気を抜いていきます。
0.01gの誤差で薬の効用は異なってきます。
少数第2まできっちりと正確に計量をします。
続いて、監査体験を行いました。
錠剤や粉のお薬に異物が混入していないかなどのチェックです。
また錠剤については複数のお薬が一つの袋に小分けして封入されている場合に誤りがないか、不足がないかを確認します。
複数種類の薬が入っていると確認の難易度が増しますね。
皆さん真剣に取り組んでいました。
その他、貼り薬、塗り薬、飲み薬、点眼など様々な種類のお薬を見せていただきました。
水がなくても溶けるお薬、OD錠についても教えていただきました。
OD錠とは、口の中ですぐに溶けて、水なしでも服用できる剤形のことです。
喉に引っかからずに飲み込むことができる為、高齢者や小さなこどもなど、嚥下が困難な方でも服用しやすいようです。
時代によって医療の在り方は変化していますね。
また、高齢者が増えると患者さんが病院または薬局に通うことが難しくなります。
その場合は、お医者さんや薬剤師さんが訪問医療を行います。
福祉サービスとも連携した患者中心の医療が求められています。
地域にお住いの方や患者さんが健康で豊かな生活を送れるように、薬局が積極的に栄養指導や健康管理アドバイスなど健康をサポートすることが必要になっているそうです。
八木先生の薬局、「薬局みかんの花」は2022年1月にオープンする予定です。
機会があれば是非行ってみてくださいね。
次回開催もおたのしみに。