プログラムレポート
清水銀行のおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2021年8月16日開催)
公開日:2021年08月26日
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こどもバザール
8月16日は清水銀行さんのご協力で、「清水銀行のおしごと」について教えていただきました。
まず初めに、お金がなぜ生まれたのかという話をしてくださいました。
「お金を使って、お店でお買い物したことがある人~?」先生が参加者の皆さんに尋ねます。
今は、みんなお金をもって、お店に行けばお買い物が出来る仕組みが出来上がっています。
では、お金が生まれる前、人々はどうやって欲しいものを手に入れていたでしょうか?
元々は交換する人同士が「同じ価値」だと思う物と物とを交換する「物々交換」から物のやり取りは始まりました。
でも、果物や魚は腐ってしまったり、分けたりすることが出来ず、必要な時に必要な価値のものを用意することが出来ません。
そこで生まれたのが、「モノを交換する機能」を持った「お金」というわけです。
「お金」は小さい単位に分かれていて、時間がたっても腐りません。
「お金」が誕生したことで時間に関係なく価値のあるものを用意することが出来るようになりました。
そして「お金」が生まれたことで誕生したのが「銀行」です。
銀行には大事な三大業務があります。
- 「預金」・・・お客様のお金を安全に預かるおしごとです。預けることで、たくさんのお金を一人で守らなくても良くなります。
- 「貸出」・・・家や車など、大きな買い物をする人にお金を貸すおしごとです。借りたお金は手数料(利子)を付けて定期的に返すようになっています。この手数料の部分が銀行の利益になるそうです。
- 「為替」・・・遠くの人にお金を送りたい時に、手続きをして、銀行同士でデータ上のお金を移すおしごとです。為替の仕組みがあることで、安全に、安心してお金を動かすことが出来ます。「為替」は機械化が進んでいて、今は土曜日や日曜日でも、お金を送ることが出来るようになりました。
お金と銀行業務の話が終わったら、今度は札勘定(札勘)のやり方を教えてもらいました。
銀行に入社した人はみんな、この練習をするそうです。
練習用のお札は、大人用で少し大きいですが、指に挟んで、お札を曲げて親指と人差し指でつまむように持ちます。
お札を持っている指をずらしながら、もう片方の手でお札をめくって数えます。
少し難しいですが、頑張って練習しました。
練習が終わったら、札勘競争をしました。
同じ枚数の束を参加者に配って、よーいスタートで数え始めます。
終わった人から手を挙げて、全員数え終わったら枚数を聞いていきます。
50枚、58枚、47枚・・・色々な枚数が発表されましたが、正解は48枚でした。
お客様の財産を扱うことなので、「正確に」数えることはとっても大事だと、先生もおっしゃっていました。
参加者の中で、「一番早く、一番正確に」札勧が出来た人には、銀行の窓口の人が着るベストを着て写真を撮りました。
銀行の色々なことを知れて、お札の数え方も学べて、内容の濃いとくべつなおしごとになりました。
当日はMJVの2人がお手伝いに来てくれました。
※MJV(ま・あ・るジュニアボランティア)とは、小学生時代にこども店長として活動していた中高生のことです。
とくべつなおしごとのお給料の準備や、テーブルや椅子の消毒もお手伝いしてくれました。
ありがとうございました。