プログラムレポート
まあるいひこうきを作ろう! プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2021年5月30日開催)
公開日:2021年06月03日
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こどもバザール
5月30日は、プロからまなぶとくべつなおしごと「まあるいひこうきを作ろう!」を開催しました。
講師は、ま・あ・るスタッフのハッチです。
まず初めに、『ま・あ・る』の仕組みを勉強しました。
小学生以上のみなさんは、今回のような「とくべつなおしごと」や、3階のこどもバザールなどでお仕事をすると、お給料が『ま・あ・る』の中だけで使えるま・あ・る通貨で支払われます。
ま・あ・る通貨を使って、こどもバザールにあるお店やさんで、お買い物をしたり、ゲームをしたり・・・、貯めておきたい人は銀行に預けることもできます。
今回の「とくべつなおしごと」は50分のおしごとで、まあるい紙飛行機を作って、500まあるのお給料が支払われます。
実際に、こどもバザールで販売されることもあるので、皆さんきちんと作っていきましょう。
まず、ハッチから「何で物は飛ぶのか」という質問がありました。
こどもたちからは「風かな?」「羽根で上に上る」「先が尖ってて空気を切るように進む」・・・様々な意見が出ました。
物は大きく分けて4つの力のバランスで飛びます。
- 前に進む力「推進力」
- 地球が物を引っ張る力「重力」
- 下に落っこちないようにする力「抵抗力」「揚力」
- 前に進むのを邪魔する力「抵抗力」
この4つの力がうまい具合にバランスをとると、前に向かってスーッと飛びながらゆっくり落ちる紙飛行機が出来上がります。
そんな話をしてから、飛行機を作っていきました。
正方形の折り紙の角から角へ、十字に折りすじをつけます。
紙の真ん中を調べるものなので、しっかり印をつけます。
真ん中に印をつけたら、そこに角の一つを合わせるように折ります。
そしてそのまま、真ん中に向かって巻き取るように4回折って、二等辺三角形を作ります。
折り重ねた部分がおもりになって、前に進む力「推進力」を作ってくれます。
ひらひら残った三角の部分は空気を受ける羽根になって重力に負けない「抵抗力」を作ってくれます。
「三角のままでも飛ぶよ!」と発見した参加者もいました。
でも、三角のままだと飛ばしにくいので、今日はこの三角をくるりと丸めて、筒状にして飛行機にします。
丸めてぺたりと糊付けすれば、まあるいひこうきが一つ出来上がります。
出来上がったらきちんと飛ぶか「検品」をしましょう。
こどもバザールで買った人が飛ばせなかったら悲しいですからね。
下に指をひっかけて、あまり勢いをつけずに、スッと前に出しながら投げます。
まあるいひこうきが、わくわくアトリエの部屋中に飛びました。上手くできました。
今回は、これを3つ横につなげて完成させるので、皆さんにどんどん作ってもらいました。
バランスよく3つのまあるいひこうきをつなげるのも、なかなか難しいですね。
3つつなげたら、きちんと飛ぶか「検品」をしておきましょう。
おもりのほうを下にして立つようにして着地したのを見て、「たけのこだ!」という声が上がりました。
「たけのこひこうき」。良い名前ですね。
ハッチは飛行機の他にも色々な工作おもちゃをアトリエに持ってきていました。
牛乳パックを使ったモンスター貯金箱や、紙コップを使った色の変わるカエル。
チラシで作る折り紙サイコロや、ビーズと針金で作る六方八面体(8個の正三角形と6個の正方形でできる形)などもありました。
「納品用」と「持ち帰り用」の2つの飛行機ができたら、おしごとは終了です。
500まあるのお給料を貰って、終わりのあいさつをして、皆さん帰りました。
もらったお給料でのお買い物も楽しんでいってくれたようです。
おしごとお疲れ様でした!