プログラムレポート
春の野山で昆虫探し! 昆虫博士と一緒に春の野山で昆虫たちをみつけよう 講座の様子 (2021年5月23日開催)
公開日:2021年05月24日
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しごと・ものづくり講座
5月23日は、野田昆虫研究所 野田祐輔先生のご協力で「春の野山で昆虫探し」の講座を開催しました。
今回の開催場所は、しずおか里山体験学習施設『遊木の森』です。
梅雨に入り天候が心配されましたが、当日は晴れて気持ちの良い天気になりました。
早速、草が生い茂る場所へ向かいます。
子ども達の視線はとても鋭く、あっという間に色々な昆虫を見つけます。
また、大人よりも目線が低いため、注意深く探していても大人では気付くことのできないものも発見してくれました。
まずは「コメツキムシ」です。
「いい発見だね」と野田先生は、子ども達が見つける度に声をかけてくれます。
「コメツキムシ」はひっくり返るとピーンと跳ねて起き上がるのが特徴で、その様子をみんなで観察しました。
素早くて可愛らしい動作にみんな大喜びでした。
「先生、これはなんていう虫ですか」と、昆虫を見つけては野田先生のところに持ってきてくれます。
「シャクトリムシ」の動きがとてもひょうきんで見入ってしまいました。
「ツチハンミョウ」や「ベニシジミ」、「バッタ」など色々な昆虫を見つけることができました。
30分間ほど参加者全員で移動しながら、先生に解説していただきましたが、ここからは好きなように昆虫を見つけてもらうようにしました。
親子で楽しみながら昆虫採集もいいですね。
野田先生から昆虫の採集法「ビーティング」を教えてもらいました。
葉っぱや枝などをたもや棒を使って叩きます。
すると、いろいろな昆虫がポロポロと落ちてきます。
この方法ではコガネムシやオトシブミ、タマムシなどが採集できるそうです。
肉眼だけではなかなか見つけられないような小型の甲虫や珍しい虫が採集できそうですね。
カブトムシなどが多く生殖する場所にも案内してもらいました。
8月にはたくさんのカブトムシを見つけられるといいですね。
まだまだ知らない世界が多く、自然界は奥深いです。
次回開催もお愉しみに。