プログラムレポート
タイダイ染めに挑戦!春色Tシャツを作ろう! 講座の様子(2021年3月25日開催)
公開日:2021年03月26日
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しごと・ものづくり講座
3月25日は清水区でho’opono(ホオポノ)というブランドで活躍されています、牧田真実先生をお迎えして、タイダイ染めを教えていただきました。
タイはTie、「縛る」。ダイはDye、「染める」という意味で、布を縛って染めること。
日本でいう「絞り染め」のことを意味しています。
言葉の意味から先生は教えて下さるので、参加者の皆さんも興味津々です。
今回は綿のTシャツを使って染物をしました。
絞り方によって、出来上がる模様が違うので、見本を見ながらどういう風に絞ってどんな模様を作るのか
参加者ひとりひとりで決めていきます。
綺麗に折りたたんで染めると、格子柄のように。ひとつのところを摘まんでねじる様に折りたたんで染めると、渦巻き模様に。
ビー玉のような丸いものを包みながら輪ゴムで縛って染めると丸い模様が出来上がります。
ねじったり、ビー玉やボールをを包んで輪ゴムで縛ったり、みなさん思い思いの方法で形を作っていきました。
捩じったTシャツも輪ゴムでしっかり縛ります。
所々にひだひだが出来るようにまとまって折りたたまれています。
しっかり縛る事が出来たら、20分程度お湯に浸けます。
温めた染料を使う方法もありますが、今回はTシャツの方を温めて、染料をつけていく方法でやります。
Tシャツをお湯に浸けている間に、牧田先生が「ふくはなにからできてるの?」(福音館書店)という絵本を読んでくださいました。
「服は繊維から出来ている」「繊維は羊毛や綿などの素材をより集めて出来ている」「スーツを一着つくるには羊1頭分の羊毛が必要」など、大人でも知らないようなことをお話してくださいました。
綿の花も見せていただきました!
本物を見る機会はなかなかないのですね。
また、アクリルなどの化学繊維は今回の染料では染まらないこと、おうちで染物をやる時はその染料で何が染められるか確認するといいことなどたくさんのことを教えてくださいました。
※今回のTシャツを縫っている糸はアクリル繊維なので染まっていません。
お話が終わるころには、Tシャツがしっかり温まって、いよいよ染めていきます。
しっかり手袋をはめて、色付け作業に挑戦です。
急に染料が飛び出さないように、先を押さえて、傾けてから染料を出します。
輪ゴムのかかっているところにはしっかり染料をかける。ひだひだに折りたたんだ中にもしっかり染料を流し込む。
綺麗に作るコツを丁寧に教えてくださいました。
輪ゴムのところにはしっかりと。
ひだひだの間にもしっかり染料を入れていきます。
絞ってない所に染料をつけるとマーブル模様のようになります。
どんな模様が出来上がるか想像しながら、楽しみながら作業が進みます。
出来上がったら、一度牧田先生が預かります。
ここから、一日置いて染料をきちんと染み込ませて、次の日に輪ゴムをほどいてよく洗い、色落ちを防ぐために色止め剤に漬けて、洗濯をして乾かしたら完成です!
完成した作品は後日参加者の皆さんのおうちに届けます。
どんな模様が出来あがってるか楽しみにしててくださいね!