プログラムレポート
みんな大好き食品サンプルの世界 ミニ鉄火丼のストラップとリアルな天ぷらづくりに挑戦 講座の様子(2020年1月9日開催)
公開日:2021年01月10日
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しごと・ものづくり講座
1月9日は、葵サンプル様のご協力で食品サンプルづくりの講座を開催しました。
今回は、松原先生と山脇先生のお二人にご指導いただきました。
まず、松原先生より、「食品サンプルって知ってる?」「どんなところで見たことあるかな?」と質問。
「とんかつやさんで見たことがあるよ」「お店屋さんのディスプレイに飾ってあるよ」とこども達から回答があります。
葵サンプルさんは、お店屋さんから特注でオーダーも受けています。
その際には、出来栄えはもちろんのこと、耐久性のよい商品づくりを心掛けていらっしゃるとのことで、食品サンプルのおしごとについて詳しく説明していただきました。
今回の講座では、海鮮丼のストラップづくりと天ぷらづくりを行いました。
食品サンプルの素材はロウを使ったものと樹脂とがあります。
今の主流は樹脂を使ったものだそうです。
その理由は耐久性です。
ロウは様々な形を作るのに向いてはいるものの、色が変わりやすく、また、熱に弱いため、形が崩れやすいとのことです。
今回は、ロウと樹脂の両方を体験してもらうために、ロウを用いた天ぷらづくりと樹脂を用いた海鮮丼のストラップづくりの2つに挑戦してもらいます。
海鮮丼のストラップづくりを行うチームと、天ぷらづくりを行うチームと2手に分かれて行います。
海鮮丼づくりは色とりどりの具材をはじめに選んでいきます。
みんな自分の好きな具材を選んでいきます。
マグロやタイ、いくら、うに、たまご、イカ、ホタテ、カツオのたたきなどたくさんあって迷ってしまいますね。
やはり、静岡人。マグロ好きな子が目立ちました。
バランスよく、ごはんへと盛り付けていきます。
瞬間接着剤を使用してつけていくのですが、ピンセットを使った細かな作業になるため、みんな慎重に行っていました。
見た目も鮮やかで、おいしそうな海鮮丼が出来上がっていきます。
松原先生からも「みなさんとても上手」と太鼓判をいただきました。
艶々で鮮度抜群な海鮮丼の完成です。
続いて天ぷらづくりです。
天ぷらも本格的でとてもおいしそうです。
好きな具材を2種類選んでいただきます。
まずは先生のお手本を見せていただきます。
衣が立っていると、カリッとサクッとおいしそうな天ぷらに仕上がりますね。
そのため、お玉からロウを落とすようにリズミカルにお湯の入ったボールの中へと垂らしていきます。
また、具材によって衣への巻き付け方が異なる等、とても面白いです。
えびはしっぽ以外の部分に衣を丁寧に巻き付け、ししとうやナスは衣を広げた箇所へ素早く落とすイメージです。
優しく扱わないと、手の形がついてしまうため、べちゃっとした天ぷらに仕上がってしまいます。
みなさん、とても上手に天ぷらを揚げることができました。
そして今回は特別に、レタスづくりにもチャレンジさせていただきました。
ロウを使ったレタスづくりです。
葉を一枚一枚作っていくのですが、数名のお友達に協力してもらい作りました。
ロウは75度と熱いですが、ぬるま湯の中でロウを広げていきます。
両手でロウをつかみ、ぬるま湯に入れたまま手前に引っ張ることで大きなレタスの葉が出現します。
それをくるくると手で優しく丸めていき、5~6枚の層を作っていきます。
半分に切ってみると中もしっかりとレタスの形状になっています。
じゃんけんをして各回2名の方にプレゼントしていただきました。
こちらのレタスは本物そっくりで冷蔵庫に入っていたら勘違いしてしまいますね。
ぜひお家の方に自慢してみてください。