プログラムレポート
~馬と人の美しいコミュニケーション~乗馬にチャレンジ 講座の様子 (2020年11月23日開催)
公開日:2020年11月24日
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しごと・ものづくり講座
11月23日は、平沢ライディングガーデン、望月政明先生のご協力でま・あ・る特別プログラム・乗馬体験講座を開催していただきました。
はじめに、馬と上手に接する方法について教えていただきました。
馬はとても頭のいい生き物です。
私たちが何を考えているのかさえも感じ取ってしまうとのことなので、素直な気持ちで接したいですね。
また、彼らと上手にコミュニケーションする上で、性質や彼らが苦手とすることなどもしっかり理解し学ぶ必要があると、望月先生が教えて下さいました。
何事も相手を知ることが大切ですね。
厩舎に向かい、馬の種類やそれぞれの特徴を教えていただきました。
サラブレッドで活躍していた馬は筋肉質でかっこいいですね。
見上げてしまうほどの大きさに驚いてしまいます。
厩舎の中には20頭近くの馬がいるため、興奮気味なこども達に馬も興味津々な様子でした。
彼らがどんな場所で過ごし、体をきれいにしてもらっているかなどじっくり観察することが出来ましたね。
前回に引き続き今回も、みんなとコミュニケーションを図るポニーは「はじめ」くんです。
ベテランのポニーで、優しく温厚な性格だそうです。
重たい荷物や人間を乗せることが出来るのは、馬の背骨が固いからだそうです。
みんなで背骨を触りながら、ブラッシングをしてあげました。
お互い少し緊張気味の様子です。
続いて、乗馬体験をするための準備をしました。
まず鞍(くら)を装着していきます。
鞍は人間が馬の背中に座る時に必要な椅子のようなものです。
その次に頭絡(とうらく)を装着させていきました。
頭絡は馬の頭から顎、頬、鼻上、うなじにわたって装着される、細い革でできた道具です。
ハミは、馬の口にくわえさせる金属製の道具です。
馬具の名前や使用目的など詳しく教えていただきましたね。
手綱は、騎乗者が握る手綱に繋がっていて、騎乗者の拳による指示を馬に伝える、非常に大切なものです。
乗馬の際、馬と人間がお互いに心地よくいる為に、馬具はとても大切ですね。
それでは、早速乗馬体験をしてみましょう。
姿勢を正して、落馬しないように重心を中心においてバランスをとるように心がけたいですね。
先生からのアドバイスをしっかり守り、姿勢を正して乗ることができました。
乗馬中は個人レッスンになります。
馬の歩法について教えていただきながら、常歩(なみあし)、速歩(はやあし)と段階を踏んで挑戦していきました。
「はじめ」くんの動きに合わせて自分の身体を動かしながら、手綱を引いて「停止」や「方向転換」などの指示を出していきます。
徐々に心を通わせながら乗りこなせるようになるんですね。
終盤は、馬のお世話について教えていただきながら、実際に馬小屋の清掃やおやつを与えるなど、お仕事に特化した内容をメインに体験することが出来ました。
馬はきれい好きなので、常にお部屋の中をきれいに保ってあげられる環境づくりを目指します。
フンを片付けるにも体力とコツがいるようで、みんな苦戦していました。
おやつは馬も人間も大好きですね。
あげる際の注意を教えてもらいました。
にんじんのおやつを嬉しそうに食べています。
前足で「ちょうだい」している仕草はとてもかわいいですね。
最後に、感謝の気持ちを込めて、ブラッシングをしてあげます。
距離が縮まったように感じます。
馬に興味があっても身近に馬がいる環境の地域は限られます。
今回参加してくれたみんなも動物や馬が好きで来てくれた子ばかりでした。
将来、馬に携わる仕事をしてみたい、または、馬に触れ合える環境で乗馬を習ってみたいなど、興味が湧きましたら引き続き利用して下さい。
珍しい仕事ほど、あまり情報量が多いとは言えませんが、経験する中で見つけたり、新たな発見として気付くことができたら嬉しいです。
この度はご参加下さりありがとうございました。