プログラムレポート
初めての陶芸 土のペンダント 講座の様子(2020年10月11日開催)
公開日:2020年10月12日
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しごと・ものづくり講座
10月11日はkisshi&buの岸本しのぶ先生のご協力で、『初めての陶芸講座』を開催していただきました。
今回は3つの方法で陶芸作りにチャレンジしてみました。
- 素焼き前のものを使用して
- 素焼きしたものを使用して
- 粘土をこねて成形から行う
色々な体験が出来るチャンスをいただきました。
まず、しのぶ先生からは「陶芸とは」について教えていただきました。
そして材料である粘土については、「自然界のものは大切に使用しようね」と先生からメッセージもいただきました。
陶芸が完成するまでには長い時間を要するのだと改めて納得しました。
初めに粘土をこね、デザインをし、3~10日乾かしてから800℃の窯で焼き上げます。
その後、絵付けをして釉薬(ゆうやく)をかけ、つや出しをします。
そこから今度は1230℃の窯で焼き上げていきます。
みんな、陶芸作りには時間と手間がかなりかかるのだと驚いていました。
早速、みんなも作っていきます。
最初は1番目の方法からスタートします。
先生があらかじめご用意くださいました素焼き前の粘土を選び、そこへデザインを施していきます。
鉛筆に直に下絵を描き、その線を削っていく方もいれば、思うままに好きなデザインを彫っていく方など様々でした。
素焼き前のため、スムーズに思い通りのデザインに彫ることが出来たと思います。
みんな夢中で彫っていましたね。
今回、講座のお手伝いに来てくれた、MJV(ま・あ・るジュニアボランティア)のみずきちゃんにも陶芸作りにチャレンジしてもらいました。
※MJV(ま・あ・るジュニアボランティア)とは、小学生時代にこども店長として活躍してくれていた中高生のことです。
続いて、素焼きしたものに挑戦していきます。
先ほどと同様にこちらも粘土にデザインを彫っていきます。
こちらは、先ほどのものより硬いため難易度はあがります。
彫ってデザインを施し、さらに顔料で色付けもしていきます。
ここでしのぶ先生より、「色のもとって何だと思う」とみんなへ質問。
すると「植物や自然のものからとれるよ」と子ども達から反応がありました。
今回使用する顔料は、高温で焼き上げても色が飛ばないものとして「土、石、岩、金属」などの鉱物が原料となります。
染料の原料としては植物などがあるね!と、先生が教えてくれました。
色を組み合わせながら、作品を彩ります。
どんな色になるかは焼きあがってからのお楽しみですね。
最後は粘土をこねて、形作りから体験しました。
乾いてしまうと形成途中でヒビが入ってしまう為、素早く作業を進めていきます。
薄すぎても焼成中に割れてくる恐れがあるとのことで、なかなか難しい作業でした。
デザインを施すにも、先ほどの2種類とは異なり柔らかいため、思い通りに描けないケースもありました。
しかし、それも味わいがあり、みんな上手に作っていました。
本日より数日間乾かした後、先生の工房で焼き上げていただく為、発送までにお時間をいただきます。
今月中には発送予定ですので、皆様仕上がりを楽しみにしていて下さい。