8月31日は、金属を叩いてカレースプーンをつくる講座を開催しました。

講師は、沼津市の小野銅工店・小野裕康さんです。

「真鍮」という金属をつかって、カレースプーンをつくります。今回使っていく道具や素材も先生が１つ１つ丁寧に手作りで用意してくださいました。

作業をする前のスプーンは、まだボコボコ歪んでいる部分があったり、そのままつかうには柔らかいので、かなづちをつかって叩いて形を整えながら、滑らかに固くしていきます。

トントントントン・・金属を叩く音が、部屋中に響き渡ります。

こどもたちは一生懸命かなづちをつかって、「トントントントン」と真剣に取り組んでいました。スプーンが滑らかになってきたら、持ち手の部分に自分の名前を刻印していきます。

まっすぐに打たないと文字がずれてしまうので、慎重かつ思い切って刻印を打っていきます。「きれいにできたよ！」「みてみて！」とニコニコしながら見せてくれる子もいました。

名前を打った後に、持ち手に丸みをつけていきます。これがなかなか大変！先生に手伝ってもらいながら、仕上げていきました。

最後は、スプーンの周りや口に入る部分をやすりで磨きます。使ったときの事をイメージしながら、滑らかにしていきます。最後に金属磨き剤をつけて、ティッシュで拭き取るように磨いていきます。

そしてついに素敵なカレースプーンの完成です！！！最初は手でも曲げられるくらいの柔らかさだった真鍮が、叩いていくうちにしっかりと硬く強くなったことにみなさん驚いていました。今回、先生が持って来て下さったスプーンの中には２年前から使用しているものありました！みなさんが作ったスプーンも使っていくうちに、色合いも変わっていくそうなので、それも楽しみですね。みんな揃って記念撮影をして終わりました。

「お母さんにプレゼントする！」と言って持って帰った子もおりました。ほっこりしますね♪スプーンづくりは今後も開催予定です！お楽しみに♪