プログラムレポート
ペンとインクを使ってみよう マンガの描き方入門 講座の様子(2019年6月22日開催)
公開日:2019年06月27日
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しごと・ものづくり講座
6月22日にゲームクリエイターの岩本三四郎先生のご協力でマンガの描き方講座が開催されました。
過去何度も開催している講座になりますが、応募が多くなってきましたので今回から道具を増やしまして、受入人数を大幅に増やすことになりました。
デジタルで絵を描くのが普通になってきた時代ですが、まだまだアナログで絵を描く方法を勉強したい子も多いようです。
午前中は、自分が持ってきた見本を見ながら、原稿用紙に鉛筆で下書きを描いていきます。
基本的に転写ではなく模写していきますが、単純そうに見える絵でも全く同じように描こうとするとなかなか大変です。
下書きでは後でベタで塗るところは塗りませんが、清書でペンを入れるところの線だけは迷わないようにはっきりと描いておきます。
午前はほぼこの下書きの作業で終わってしまいます。
午後の部では、いよいよペン入れをしていきます。
基本となるGペンを使っていきますが、インクとペンで描く場合は方向や力の入れ方を工夫しないとうまく描けません。
納得行く線が描けるまで何度も練習し、清書を行いました。
ペン入れは一発勝負なのでとても緊張しますね。
ペン入れができた人はトーンの貼り方を教えてもらいます。
トーンは下絵を切らないように絶妙な加減でカッターの歯を押し当てていく必要があります。
こちらもペン入れ同様に非常に集中力の必要な作業です。
すごく長い時間でしたが、集中して作業をしているとすごく早く感じましたね。
時間内に作業が終わらなかった子もいましたが、みなさんマンガをペンで描く基本の方法がわかったと思います。
今後デジタルで描いていく場合も、この手順を知っているだけでとても簡単に慣れることができますから、まずはアナログで基本を勉強しておくことは大切です。
お家にパソコンとスキャナがある子は、下書きまで紙に書いて、そこから取り込んでデジタルで処理という方法もあります。
マンガのペンのセットは比較的安価に購入できるようになりましたので、よかったらお家でもペンやトーンを買ってマンガを描く練習をしてみてくださいね。
次回は9月にペンタブレットを使用したキャラクターデザインの講座が開講予定です。
デジタルでの仕上げ方を学びたい方は、ぜひこちらの講座も受講してみてくださいね。