プログラムレポート
自然の不思議を発見しよう! 講座の様子(2019年5月3日開催)
公開日:2019年05月06日
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しごと・ものづくり講座
5月3日に、しずもーる沼上のご協力で、自然の不思議を発見しようの講座が開催されました。
まずは、農学博士の重岡先生から、生物模倣技術についてのお話をしてもらいました。
これまでいろいろな産業で生物の構造や特徴からヒントを得て、新しい技術が生まれてきました。
とても身近なものだと、ヨーグルトの蓋の裏側の凹凸があります。
今回は顕微鏡をつかって、この構造を見てみることにしました。
この細かな凹凸のおかげで、蓮の葉のように、水滴がころころと転がっていくようになります。
何も処理していない蓋と、この処理がしてある蓋に水滴を垂らして観察すると一目瞭然ですね。
座学の時間が終わったら、こんどは外に出て、本物の植物を見て回ります。
今回は特別に整備された場所や、山の奥深くに行ったわけではありませんが、すごく身近な場所にも、たくさんの植物が存在していることを知ることができました。
本物の植物を見ながら、先生がそれぞれが持つ特徴や、不思議なところなどを丁寧に説明してくれます。
普通に歩いていけば、一瞬で通り過ぎてしまうような場所でしたが、時間をかけてじっくりと見ていくと、様々な発見があるものですね。
最後に、みんなに今日の感想を言ってもらいました。
今日見て回ったように、われわれの身近なところにもたくさんの自然があります。
不思議に思う心や想像力を育てることは、学校だけではなかなか難しいところがあるのが現状です。
図鑑を見ればたくさんの知識は得られると思いますが、ぜひ自然の中で実際に見て触って、感性を磨いてみてください。