プログラムレポート
お茶工場へ行こう!新茶つみ体験とお茶の試飲あり 館外講座の様子(2019年4月28日開催)
公開日:2019年04月29日
-
しごと・ものづくり講座
ゴールデンウィーク2日目の4月27日は、静岡市葵区津度野にあるクリーンティ松野さんへ工場見学へ行ってきました。
前日は雨が降っていましたが、一転、当日は晴天!お茶摘み日和となりました。
最初に今日案内していただく箕輪さんから講座の流れの説明がありました。新茶摘み体験、新茶の試飲とお茶のてんぷらの試食、工場見学というもりだくさんの内容です。
まずは工場の近くのお茶畑に案内していただきました。ここでお茶摘み体験をさせていただきました。
「今夜、天ぷらにしたらおいしそうだなと思うところで折って摘んでくれれば間違いない」という先生のアドバイスに従い、こどもたちも保護者の方も自分の直観を信じて摘んでいきました。
摘んでもいいよ!というお茶からのサインを感じ取るのも大事と教えてもらいました。長年お茶と真剣に向き合っている方でないとできない奥の深いアドバイスです。
最初は迷いながら摘む子が多かったですが、後半は迷いなく摘んでいるようでした。途中で、生の茶葉を奥歯で噛んで、味わいました。舌の奥のほうで感じるそれがお茶の一番大切なものだと教わりました。
用意してもらったお茶専用の袋がいっぱいになりました。全部天ぷらにしたら、食べきれないかもしれませんね。
お茶の葉は天ぷら以外にもいろいろなお料理に葉物野菜と同じような感覚で使えると教えてもらったので、ぜひ家でいろいろと工夫して食べてみてくださいね!
次はお待ちかねの新茶の試飲とお茶の葉の天ぷらの試食です。
澄んだきれいな緑色の新茶を淹れていただきました。あちらこちらで「おいしい~」という声が聞こえてきました。
次は天ぷらです。天ぷらの油が飛ばないぎりぎりまで鍋に近づいて、揚がるのを待つこどもたち。
アツアツの揚げたてをお茶入りの塩でいただきました。たくさん揚げていただいたので、おかわりしている子もたくさんいました。
お茶摘みと試食を終えて最後に工場見学をしました。
昨日から新茶の集荷が始まったばかりということで、見学中にも摘みたての茶葉が農家の方から届いていました。間近で茶葉が工場内に入っていく様子を見ることができました。
静岡にいると当たり前にある緑のおいしいお茶ですが他の国や地域では当たり前ではなく、たくさんの方の努力の積み重ねでできていることを教えてもらいました。
「揉む」という工程があるのは日本茶だけだそうです。精揉機も見せていただきました。
お茶を緑に保つのがどれだけ難しく手間がかかり、それ故に価値があるのかということがよくわかりました。
こどもたちの感想には「緑茶を作るのにこんなにたいへんだとは思わなかったから、びっくりしました」「ふだん入ることのできない茶工場を見学できてうれしかったです」「お茶つみがとてもたのしかったです」という感想などをいただきました。
新茶の時期で大変お忙しい中、ご対応いただいたクリーンティ松野のみなさん、ありがとうございました!