プログラムレポート
職人の技にふれよう 銅板ヘラ出し体験! ピカピカの板にうかびあがる絵 講座の様子(2019年3月17日開催)
公開日:2019年03月19日
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しごと・ものづくり講座
3月17日に、清水建設産業組合・静岡県板金工業組合清水支部のご協力で、板金の技術を体験する講座が開催されました。
板金の職人の方々に、銅板に書いた絵を浮かび上がらせる方法を教えてもらいます。
まず最初に、銅板にベニヤを当てて、周りを一周ボールペンでなぞります。
少し力を入れてきれいに折り目をつけていきます。
次に、カーボン紙を使って、見本の絵を銅板に写していきます。
ずれないようにテープで固定して、慎重に転写しました。
絵が転写できたら、線に沿ってボールペンでなぞります。
このときも力を入れて、銅板にはっきりとした線をつけていくのがポイントです。
輪郭がはっきりと出たら、浮き上がらせたい部分をヘラを使って押し出していきます。
いろいろな太さのヘラを使って、凹凸を綺麗に表現していきます。
難しい場所もあるので、そういったところは先生に指導してもらいました。
思ったより力のいる作業なので、低学年の子は大変でしたね。
絵が完成したら、先生に縁を曲げてベニヤ板とくっつけてもらいます。
ベニヤと合体したら、磨きの作業を行います。
強く押すと浮き上がった部分が凹んでしまうことがあるので、気をつけながら研磨しました。
研磨した銅板はすごく綺麗になります。
最後に紐をとりつけて、クリアのスプレーで塗装したら完成です。
最初はただの銅板だったのに、一時間くらいかけてボールペンやヘラを使って押し出すと、こんなに立体的な仕上がりになるんですね。
改めて板金はすごいと実感できたと思います。
今日の講座で板金のお仕事に興味を持った子がいるといいですね。
銅板ヘラ出しの講座は毎年同じくらいの時期に開催をしています。次回もぜひ参加してくださいね。