プログラムレポート
登呂遺跡で学ぼう 親子で火おこし体験 講座の様子(2018年10月8日開催)
公開日:2018年10月08日
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しごと・ものづくり講座
本日は静岡市登呂博物館と共催で、親子で火おこし体験の講座が開催されました。
3連休の最終日でしたが、沢山の方に参加していただきました。
館内を見て回る前に、まずは登呂博物館で働く学芸員のお仕事や、学芸員になる方法を先生にお話してもらいました。
歴史が好きな子は、将来こういったお仕事を目指してみても良いかもしれませんね。
お話を聞いたら、2班に別れて見学スタートです。
1班は最初に1Fの弥生体験展示室で、弥生時代の生活や技術を体験しました。
館内に再現された集落で、見るだけでなく実際に物を触って体験します。
釘やのこぎりといった工具のない時代に、石で木を加工して作られた家があったというのは驚きですね。
一通り体験が終わったら、最上階に上がって、上から登呂遺跡を眺めました。
今は周りが近代的な建物ばかりですが、昔はどんな風景だったのでしょうか。
続いて、2Fの展示室を見せてもらいます。
ここには実際に出土した土器等が展示されています。
1つ1つ丁寧に発掘されて、修復されたおかげで、今でもこうやって見ることができます。
貴重な出土品を見終わったら、遺跡の集落へ移動していきます。
登呂遺跡では本物の稲を植えてあるので、途中たくさんの稲穂の中を進んでいきます。昔の稲はとても高さが高かったそうですが、人間が長い間に品種改良して今のような短い稲になりました。
お米にも長い歴史があるんですね。
高床式倉庫に到着したら、いよいよ火おこしに挑戦します。
普段6年生ががんばってやっとできる位の作業らしいです。
今回は低学年が多かったので、5~6人でチームになって交代で挑戦します。
すごく集中力と力のいる作業です。大人でもかなり大変です。
煙が出てきて火種ができたら、筒に移して空気を送り込みます。
吹く場所や加減が思ったよりも難しいですが、なんとか火をつけることができました。
昔の人は工夫してこういう方法を編み出したんですね。
最後に先生に集落を案内してもらいました。
これだけの建造物を当時の人が建てたというのはすごいことですね。
登呂遺跡は日本を代表する遺跡の一つです。これから教科書で勉強する子もいると思いますが、歴史に興味のある子はぜひまた足を運んでみてくださいね。