プログラムレポート


美術館のおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2018年7月31日開催)

7月31日は、静岡県立美術館のご協力による「美術館のおしごと」を行いました。

教えてくれたのは西島幸代先生です。

 

現在、静岡県立美術館で行われている「安野光雅のふしぎな絵本展」にあわせての開催です。

2018年7月31日美術館のおしごと

まずは、美術館がどんなところで、美術館にはどんな職業の人が働いているのかを教えてもらいました。

「学芸員」「警備員」「設備の管理をする人」「ショップの店員さん」など、静岡県立美術館では総勢約180名の方が様々な仕事をして働いているそうです。

2018年7月31日美術館のおしごと

 

続いて「学芸員」のおしごとについて詳しく教えてもらいました。研究をしたり、展覧会を企画したり、展覧会の際に展示する作品を決めたりと、学芸員さんは子ども達の知らない仕事内容をいろいろとしているということがわかりました。

一通り説明してもらったあとに先生からクイズが出ました。

「県立美術館で行われている1つの展覧会は、何人の学芸員が担当しているでしょう?」

子ども達は10人!30人!など思い思いに答えていました。

 

正解は・・

 

1つの展覧会を担当する学芸員さんは1人だけだそうです。

2018年7月31日美術館のおしごと

とても少なくて子ども達は驚いていました。残念ながら正解の人はいませんでしたが、予想と全く違う答えだったので、印象に残ったのではないかと思います。

そして、いよいよふしぎな絵の鑑賞です。

まずは、30秒間、おしゃべりしないでじっと絵を見つめました。とても不思議な絵なのにしゃべってはいけないというのが大変そうでした。

2018年7月31日美術館のおしごと

そのあと、気づいたことや不思議なところを思い思いに話し合いました。「人に自分の感じたことを伝えられるって楽しい!」ということが身をもってわかったのではないでしょうか。

2018年7月31日美術館のおしごと

「本の中にプールがある!」「トランプが切られて飛び込み台になっている!」など、様々な意見が次々に飛び交いました。先生からも子どもでは気づきにくい絵の不思議な点をいくつか教えてもらいました。子どもたちは前のめりでじっくりと絵を見ていました。

意見を交換したあとは、学芸員のおしごととして、まだこの絵をみたことのない人におもしろさや不思議さを伝える掲示物をつくりました。

2018年7月31日美術館のおしごと

2018年7月31日美術館のおしごと

文章でも絵でもOKということで、自分の好きなように書きました。

 

こどもたちの制作した掲示物は、ま・あ・るの館内の3階から4階にあがる階段付近の掲示板に貼りました。ご来館の際はぜひご覧ください。

2018年7月31日美術館のおしごと

2018年7月31日美術館のおしごと

興味をもった方はぜひ美術館にも足を運んでみてください!

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