プログラムレポート
きこりのおしごと プロからまなぶとくべつなおしごとの様子(2018年6月3日開催)
公開日:2018年06月11日
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こどもバザール
6月3日(日)は、とくべつなおしごととして「きこりのおしごと~丸太を切ってコースターをつくろう!~」が行われました。静岡市林業研究会の片平さんが教えてくれました。
子ども達がのこぎりで切る木は、先生が前日に山から切ってきてくれたものでした。会場のわくわくアトリエにはヒノキのいい香りが漂いました。
まずは先生からのこぎりの使い方を教えてもらいます。
刃物は間違った使い方をすると人を傷つけてしまったり、自分の体を切ってしまうこともある危険が伴うものですが、上手に使えばとても便利な道具だということを子ども達は教わりました。
半分以上の子ども達がのこぎりで木を切るのは初めてといっていました。今は家庭でのこぎりを使うことがほとんどないため、使ったことのある場所は、学校やイベントでという子が大半でした。
先生がまずはお手本を見せてくれました。のこぎりの刃に集中して、刃はまっすぐになるよう気をつければあまり力を入れなくても切れると教えてもらいました。
さっそくきこりのおしごと体験スタートです。一人がのこぎりを持ち、一人は丸太が動かないように体重をかけて押さえる役になりました。慣れないと力が入ってしまうので、押さえるほうも力が必要です。協力しながらの作業になりました。
先生がやるととても簡単そうに、力がいらないように見えるのに、実際にやってみると重たくて動かないという子もいました。その都度先生が角度や態勢を整えてくれました。
半分くらい進んでくるとだんだんのこぎりの動きがスムーズになってきていました。最後まで切るのに子ども達は一苦労でしたが、切り落としたときは、とても嬉しそうでした。
全員無事に切れたところで、次は木の皮をめくる作業をしました。とても新鮮な木なので、皮をめくると木の水分をじんわりと出てきます。子ども達は木がたっぷりの水を含んでいることに驚いているようでした。
皮を全部とった後は、好きな絵をかきました。
その間、先生からは、木のクイズが子ども達に出題されました。「この木はなんの木でしょう?」「木を使って作られたものには何があるでしょう?」「切り口にある模様はなんというでしょう?」「年輪は内側からできるか、外側からできるかどっちでしょう?」などなど。子ども達は楽しそうに思い思いに答えていました。
今回はその場でまある通貨で買える商品として販売しました。コースターというよりも鍋敷きのほうが使いやすいかもしれませんね。買って帰った方は大事に使ってくださいね。