プログラムレポート
カカオ豆からチョコレートをつくってみよう! 講座の様子(2018年4月3日開催)
公開日:2018年04月05日
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しごと・ものづくり講座
4月3日は、静岡市駿河区高松にあるチョコレート専門店「Conche」の田中克典先生に、カカオ豆からチョコレートをつくる講座を開催していただきました。
チョコレートづくりに取り掛かる前に、先生が用意してくださったプリントをもとに原料のカカオ豆について少しお話をしてくれました。
みんな、カカオ豆を見るのはこれが初めて!じっくりと観察したり、香りを嗅いだりしていました。
「チョコレートのにおいがする!」
「よく嗅いでるとなんかクサイ!!」という声も・・・。
カカオ豆はチョコレートに加工される前に発酵させるのだと先生が教えてくれました。
発酵食品独特の香りが「クサイ!」と感じさせたのかもしれません。
カカオ豆の殻を剥くところからチョコレートづくりが始まります。
殻を取り除いたカカオ豆を乳鉢に入れます。
他に使用する材料は、カカオニブ(カカオ豆を粉砕しチップ状にしたもの)・粉ミルク・カカオバター・砂糖です。(今回はキビ砂糖を用意してくださいました)
カカオ豆とカカオニブを少しレンジで温めてから、乳鉢ですっていきます。
なかなか自分たちの力だけで細かくするのは大変です。
そこで、フードプロセッサーで粉砕させます。
カカオの油分が少し出てきたことがわかります。
このあとさらに自分たちでねっとりまとまるまで乳鉢ですっていきます。
ひたすらすり続けるのは根気のいる作業です。グループの中で交代しながらすっていきます。
ひとりが支えて、ひとりがすって、美味しいチョコレートを完成させるために頑張ります。
ねっとりとまとまってきました!
ここに、砂糖と粉ミルク、カカオバターを加え加熱します。
加熱したものを、さらにすっていきます。
カカオの粒がまだゴロゴロしているので、口当たりを滑らかにするように最後の仕上げです。
「早く食べた~い!」という声があちこちで聞こえてきました。
完成まであと少し!
先生にOKをもらったら、アルミのカップにうつします。こぼれないように慎重にできていましたね。
冷蔵庫で冷やしたら完成です!
1からつくったチョコレートのお味はいかがかな?
すこしカカオの粒を感じるサクサクした食感を楽しめるチョコが完成しました。
参加者の中には「バレンタインでチョコレートをつくったことはあるけど、板チョコを溶かしてつくっただけだから、1からチョコをつくるのがこんな感じなんだとびっくりしました」という子がいました。
カカオ豆からチョコをつくる体験を通して、販売されているチョコも様々な過程を経て店頭に並んでいるんだということがわかりましたね。
今回チョコづくりを教えてくれた田中先生のお店「Conche」では様々な産地のカカオ豆からつくられたチョコが販売されているので、産地によっての味の違いを食べ比べてみるのも楽しいかと思います。
ぜひ、親子で足を運んでみてくださいね。
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