プログラムレポート
親子でおこづかいゲーム お買いものヒーローになろう講座の様子(2018年1月6日開催)
公開日:2018年01月07日
-
しごと・ものづくり講座
2018年1月6日のしごと・ものづくり講座は「親子でおこづかいゲーム お買いものヒーローになろう」を開催しました。
講師は、FPmamaFriendsの横山沙織先生(さおりママ)と、前田菜穂子先生(なおママ)です。
お二人とも、子育て中のママファイナンシャルプランナーさんです。
子ども達のため、お父さんやお母さんのために金銭教育の重要性を伝えるべく日々活動されています。
まずはみんなでお金に関する〇×クイズに挑戦しました。
大人でもちょっと悩んでしまう問題もあり、答えが分かれたりしていました。
〇×クイズで盛り上がったあとに、「お金のはたらき」について勉強しました。
①交換するはたらき
②貯めるはたらき
③価値を決めるはたらき
横山先生が分かりやすく説明してくださり、みなさん真剣に耳を傾けていました。
ここで先生が質問!
「お金で買えないものにはどんなものがある?」
子どもたちが、積極的に手をあげて答えていきます。
「お父さん、お母さん!」
「たいよう!」
「ほし!!」
どれも正解。
先生は、『お金で買えないもの=価値がつけられないとても大切なもの。世界にひとつのもの。』と教えてくれました。お金はもちろん大切ですが、お金で買えないものを大切にすることをいつも心に留めておきたいですね。
お勉強のあとは、お楽しみの「お買いものヒーローゲーム」です!
その前に、ゲームの中で必要な、これからの生活にも役にたつ魔法の言葉を習いました。
『ニーズ』と『ウォンツ』・・・この2つです。
■『ニーズ』は、文房具や日用品など必要なもの(生活必需品)
■『ウォンツ』は、おもちゃやお菓子など、必ずしも必要でないもの。あったら嬉しいもの。(嗜好品・ぜいたく品)
この違いを子どもたちが判断する練習をします。
違いがわかるようになってきたら、ルールを確認してゲーム開始の準備です。
初めにおこづかいを親御さんからもらいます。
「おこづかいください。」
もらった時には「ありがとう。」を忘れずに。
ゲームは、おこづかい帳をつけながら進めていきます。
初めにもらったおこづかいの金額を、子どもが自分で書くところからスタートです。
普通のすごろくと同じように進めて、「おかいものカード」をひくマス・「おたのしみカード」をひくマスにとまったらそれぞれカードをひきます。ところどころに必ず止まるおこづかいがもらえるマスもあります。
青の「お買いものカード」をひくマスに止まりました!
お買いものカードを引いて、「ニーズ」のカードが出たら必ず買わなければいけません。
買ったものもキチンとおこづかい帳に記入していきます。
「ウォンツ」のカードが出たら、自分で買うかどうか判断します。親御さんは、なるべく口を出さないようにします。買わないという判断をした子には、先生が、どうして買わない選択をしたのか聞きます。
隣で聞いていたお母さんが、お子さんの意外な一面に驚いたりする場面が多々ありました。
ピンクの「おたのしみカード」のマスではおたのしみカードをひきます。
おたのしみカードには、「おうちのお手伝いをした」、「着れなくなった洋服をあげた」、「水を出しっぱなしにしなかった」などが書いてあり、お手伝い、社会貢献、エコ活動などのポイントがもらえます。
このゲームは、お金を一番残した人や、ゴールに一番乗りした人が勝ちではありません。
楽しく使って上手に残すことがポイントです!
先生が用意してくれた表をもとに、ポイントを計算して1番だった人が「お買いものヒーロー」になりました。
このゲームを通して、お子さんはおこづかいの使い方を、保護者の皆さんはお子さんに対する金銭教育について考える良いきっかけになったのではないでしょうか。
クレジットカードや電子マネーの普及で、お札や小銭を使わなくても買い物ができる時代だからこそ、子どものころからしっかりとした金銭感覚を身に付けていくことが大切ですね。
FPmama Friendsの横山先生、前田先生、どうもありがとうございました。