プログラムレポート
こども店長4名が田辺市長を表敬訪問しました!:バザール日記(2017年12月26日)
公開日:2017年12月26日
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こどもバザール
今日は、緊張でスタートしました。
こども店長の代表4名が、『ま・あ・る』の5年間の歩みを田辺市長に報告させていただくべく、静岡市庁舎に集合しました。
みんなドキドキしながら、最後の練習。
代表4名は、こども店長の活動で出会い、仲良くなった、学校の異なる6年生です。
みんな店長活動をした称号となるバッチをジャラジャラつけた店長ストラップをつけて挑みます。
メンバーのうち3名は小学校1年生から『ま・あ・る』で社員さんとして活動をはじめ、4年生からこども店長として“こどもバザール”の運営に力を注いでくれました。
手作りのまあるんグッズもバッチリ。
いよいよ市長室へ。
『ま・あ・る』を担当している経済局局長、次長、産業政策課課長といった方々も同席してくださいました。
『ま・あ・る』で活動した5年間を、写真をご覧いただきながら、お伝えします。
抜粋ですが、ご報告内容を掲載します。
★「ものすごい人見知りで、人と全然話すことができなかったんですけど、『ま・あ・る』に来て、元気よく人と話すことができるようになって、その様子を見ていたお母さんも、私の変化に気付いてくれました。(中略)店長になってからは、学校でも学級委員に立候補したり、自分から積極的に行動するようになって、『ま・あ・る』や学校以外のところでも、困っている人がいたら積極的に声をかけられるようにもなりました。『ま・あ・る』の活動をとおして、自分が変わった!と思っています。『ま・あ・る』は、学校では出会えない、他の学校や学年の子と友だちになれて、大人スタッフも面白くて、年上だけど友だちみたいで、そういうところがいいです。これから中学生になって、部活や勉強が忙しくなるけど、細々と『ま・あ・る』に関わっていきたいです。」
★「こども店長をやって、大人や子ども関係なくいろいろな人に自分から話すのがとくいになりました。『ま・あ・る』では、ちがう学年やちがう学校の子と知り合って、友だちとのきずながふかまり、毎週来るのが楽しみです。最後に市長にお願いがあります。それは、駐車料金のサービスです。理由は、ちびっこさんは、一人でこられないので、お母さんと車で来る子が多いからです。1時間だけ、2時間だけ、とくぎりをつけられてしまっているので、割引サービスをつけて駐車料金をきにせずに『ま・あ・る』であそんでほしいからです。よろしくお願いいたします。」
★「社員で働きながら、お兄ちゃんや他のこども店長が、ちっちゃい子にも、知らない人にもやさしくせっしていて、かっこよかったので、私もこども店長をやってみたい!と思って、店長になりました。(中略)『ま・あ・る』のいいところは、大人と同じように、こどもだけで働けるから、未来の練習になるし、こどもだけでやっているので、自信がつくことです。中学生になっても、『ま・あ・る』と関わっていきたいので、ジュニアボランティアのMJVになります。イベントの手伝いや、おしごとの先生など、チャレンジできることがあれば、やりたいです。」
★「こども店長の活動をとおして、一番成長したと思うのは「相手の目線に立って考える」というところです。店長をしていると、初めてま・あ・るに来る人や、1年生など、いろいろな子が社員さんとしてお店に来てくれます。(中略)相手の目線にたって、このお店に来てよかったと思ってもらえるように心がけています。『ま・あ・る』は、私のかがやける場所、第二の居場所です。そんな場所をつくっていただき、ありがとうございます。ま『ま・あ・る』に来ることで、心が成長した子、友だちの和が広がった子など、私以外にもたくさんいます。私は『ま・あ・る』が大好きです。これからも私のように『ま・あ・る』のおかげで世界が変わる子が増えていってほしいです。」
各々、『ま・あ・る』での活動を通して経験したこと、感じたことを自分の言葉でしっかり語ってくれました。
その後、田辺市長からコメントを頂戴いたしました。
中でも、「高い目標を持つことで、自分をどんどん高めることができる」というお話と「これまでの活動で憧れをもったり、目標にしたりした先輩こども店長や身近な大人たちのように、これからは自分たちがその立場になって、後輩たちを育てていってほしい」というお話は、自分たちの経験を振り返り、頷きながら聞き入っていました。
最後に、『ま・あ・る』の駐車場の話しに。
『ま・あ・る』の駐車場については、ご利用の皆様からも度々ご意見を頂戴しております。皆様から頂戴したご意見は、市の担当者へ伝え改善を要求していましたが、なかなか難しい問題で今の状態となっていました。
市長へお願いをした店長は、一人では活動できないちびっこさん(未就学児)が駐車料金のせいで思う存分遊ぶこおとができないことを目の当たりにして今回の場をかりて「どうしても市長に聞いてほしい!」ということで勇気をもってお伝えすることになりました。
その駐車場問題を市長が気にかけてくださり、予算やルール見直しなど検討材料がたくさんあることを説明してくださいながら、担当課で検討をするということをこども店長に約束してくださいました。
結論は、3月末までにいただけるようです。
希望した通りの結論にならなかった場合も、とてもいい社会勉強になったと感じています。
最後にみんなで記念撮影。
手に持っている旗は、こども店長からのメッセージが書かれています。
館内に掲示予定なので、掲示しましたらご覧ください。
『ま・あ・る』は、2018年1月20日に5周年を迎えます。
こども店長の話しに耳を傾けてくださり、あたたかいメッセージをいただくことができ、このような貴重な場を頂戴できたことに、心から感謝いたします。
今後もこどもたちの居場所として『ま・あ・る』があり続けられるよう、励んでまいります。