プログラムレポート


海のお仕事体験プロジェクト 1回目(全3回)の様子(2025年8月2日開催)

8月2日から、海のお仕事体験プロジェクトがスタートしました。

主催は、 一般社団法人地域みらい創造センター、企画協力・助成は、 日本財団 海と日本プロジェクト、協力企業・団体は、 アクトインディ株式会社様、清水魚株式会社様、フジ物産株式会社様、静岡県清水港管理局企画整備課です。

 

こちらのプロジェクトは、清水港の様々なお仕事を体験することで、仕事の魅力ややりがいを感じてもらうことを目的にしています。

メンバーは9名で、全3回の活動をみんなで協力しながら楽しみます。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

初回は、清水魚市場で競り見学と体験をし、2回目は、清水港の巡視体験、最終回は体験した仕事を振り返り、レポートにまとめます。

活動期間は、8月2日から8月23日までとなります。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

8月2日は、競り人の小松先生と長塚先生、フジ物産株式会社の有泉先生にご協力いただき、競り体験を行いました。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

はじめに、進行役のよっしーより、今回のプロジェクトの目的を説明してもらいました。

全員が理解できたところで、キャップをかぶり準備をします。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

競りがスタートする6時30分まで、有泉先生に、清水港のマグロ産業についてと競り人の仕事内容についてお話ししていただきました。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

競りの仕事は、魚介類の価格を決める重要な役割を担っており、卸売業者と仲卸業者の公正かつ効率的な取引を成立させるために、商品の情報提示や価格交渉、落札者の決定を行います。

競り人になるには、卸売市場の卸売業者の社員となり、販売業務を経験した上で「登録試験」に合格する必要があります。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

競り人は、業務経験や取引に関する知識などが必要とされ、多くの取引参加者が提示する価格を瞬時に読み取り、買受人を決定するための判断力が求めらます。

実際に仕事の様子を近くで見学させていただきます。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

競りのスタートを知らせる鐘を小松先生がならします。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

みんなも体験させてもらいましたよ。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

みんなも体験させてもらいましたよ。

買付人が集まってきます。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

専門用語が飛び交います。

やり取りの速さに圧倒されてしまいましたね。

 

続いて、マグロです。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

鮮度を保つために内臓をとってから冷凍しているそうです。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

重さは25kgから30kgほどです。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

一つひとつのマグロの価値を見極めるために、尾っぽの部分を切り落とします。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

長塚先生がチェーンソーを使って切っていきます。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

「どのマグロが一番美味しいと思う?」先生からの質問に子ども達はマグロをじっくり観察します。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

「このマグロは赤身がきれい」「骨と身のバランスが整っているマグロが美味しいマグロなんじゃないかな?」「脂がのっていそうなマグロが高く売れる気がする」色々な意見が出ましたよ。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

正解はどれでしょうか。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

3番のマグロがこの中で一番おいしいマグロと判断されました。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

その理由を長塚先生が説明してくれました。「赤身がきれいで、脂のノリが均等、身がプリっとしていることから3番のマグロが美味しいマグロと判断できるんだよ!」確かに、3番のマグロは身もふっくらしていてきれいですね。

 

マグロの血抜きの技術も非常に重要で、丁寧に血抜きがされているマグロは見た目も味も良好です。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

続いて、これらのマグロを使って、競り体験を行います。

マグロは、キロ単価で値段を設定します。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

小松先生と長塚先生に見本を見せていただきました。

かっこいいですね。

続いて、みんなも真似しながらやってみます。

専門用語は難しいため、100円単位で値段をつけていきます。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

どんどん値段が跳ね上がっていきます。

ヒートアップしていきますね。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

最後に、競り人の仕事のやりがいを教えていただきました。

「良い魚を良い値段で売ることが出来ると非常に嬉しいですし、やりがいを感じます。」素晴らしいですね。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

「一方で、魚が獲れすぎてしまい、同じ魚ばかりが集まってしまうと、値段が下がってしまったり、買いたい人がいなくなってしまうので、それらを上手にコントロールすることが難しいです。」「ひとつとして同じ魚はいないので、その価値を瞬時に判断してあげることが大切だし、難しい部分でもあるよ。」競り人のお仕事を実際に体験したメンバーからは「かっこいい!」「自分も競り人になってみたい!」「専門用語が飛び交う光景がすごかった」「マグロの尾っぽの部分だけで美味しさを判断できるなんてすごい!」のコメントがありました。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

競り体験後、食事処「うおかん」で、清水魚市場で競りにかけられたマグロをみんなで食しました。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

「とっても美味しい!」「夢中で食べちゃった」「もっと食べたい!」美味しいマグロを堪能することが出来ました。

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小松先生、長塚先生、有泉先生、ありがとうございました。

2025年8月2日_海のお仕事体験プロジェクト①_競り体験

次回の活動は8月16日です。

静岡県清水港管理局の皆さんと一緒に巡視船に乗って、着岸している船名や岸壁番号のチェックするお仕事を体験します。

次回の活動もおたのしみに。

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